山形県、新潟県にまたがる長大な山脈です。標高は最高峰の大朝日岳の1870mと低いですが、1500m以上の高さの稜線はほぼ全て森林限界を越えていて、すがすがしい景観を見せてくれます。日本百名山の一座です。
登山口は多数ありますが、利用されているのは朝日鉱泉と大鳥池でしょう。特に朝日鉱泉登山道は大朝日岳の日帰り登山が可能なコースです。
朝日鉱泉コースは、最初、鳥原山が目印になります。その次が小朝日岳、そして大朝日岳の頂きに至ります。東北の山らしく比較的標高の低いところから樹林帯を抜け、ハイマツ帯となります。天候に恵まれれば山頂から日本海が見えるそうです。
あまり利用者のいない大石沢コースは林道の行止箇所に登山口があります。標高1239m付近を越えると稜線に出て視界も開けます。途中、平岩山山頂への分岐が合るので、時間と体力のある方はそのピークを踏むのも一興でしょう。稜線はハイマツに覆われていて、時折ミヤマコゴメグサなどが慰めてくれます。
大朝日岳の山頂のすぐ下に収容人数100名の大朝日小屋があります。
大朝日岳から以東岳までの縦走路は途中、竜門山、北寒河山、以東岳を経ることになります。標高が徐々に低くなってゆくので距離の割には時間を稼ぐことが出来ます。各ピークは鋭い円錐形の岩峰で山頂直下までハイマツに覆われています。ほぼ稜線上の登山道は森林限界を越えて設けられています。そのため眺望は抜群で、晴れていれば月山など周囲の山の景観を楽しむことが出来ます。縦走路の最後の難関が以東岳で、北寒河江山から1514mまで鞍部に下ってから1770mの以東岳に登る事になります。以東岳から来た道を振り返ると大朝日岳が大きな三角錐をしているのが見て取れます。北に目を向けると大鳥池が「大」の字に見えます。大鳥池はタキタロウ伝説の池として釣りマニアには伝説的に語られています。
大鳥池から泡滝ダムまでは比較的楽な道のりとなります。
しばらく歩く林道に出ます。この道はブヨの多い道で追い払っても追い払っても数十匹のブヨが群がって来ます。虫よけスプレーも役に立ちません。
大鳥集落にはオートキャンプ場があるのでテントを持参していれば宿泊をすることが出来ます。
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エリア » 朝日連峰(大朝日岳・北寒江山・以東山)