傘松峠(国道103)を挟んで、北の山域を北八甲田、南の山域を南八甲田と呼ぶことがあります。日本百名山の一座です。
北八甲田は火山活動を終えてから日の浅い山が多く、山頂域に樹林はあまり育ってはいません。森林限界も低くなります。比べて、南八甲田は火山活動を終えてから日が経っていて、山頂下まで樹林で覆われていて、穏やかな山容をしています。
八甲田山域は素朴な温泉が多くあります。東に谷地温泉、中に猿倉温泉、西に高名な酸ヶ湯温泉があります。登山で疲れた体を癒やしてくれます。
八甲田山は一座を目指す山と言うよりも、あちこち寄り道をしながら先に進む山と思います。八甲田山の名前の通りにピークが沢山あって時間の許す限り歩き続けたくなる山域です。
登山道は沢山あって地元の方でも全ての道を歩くのは大変と思います。
縦走路と言うほど大げさではありませんが、谷地温泉から酸ヶ湯温泉まで登山道が設けられています。谷地温泉から高田大岳までは登山者が少ないらしく道は整備されていません。ヤブコギが必要です。道は小岳までは泥道です。しかし眺望の良いのは高田大岳でした。次いで小岳からの眺めが良く、大岳からの眺望を上回っています。
八甲田山は本州北部の中央に位置しているので、太平洋側と日本海側の双方の景観を見ることが出来ます。天候が良ければ北に陸奥湾・津軽海峡が見え、東には小川原湖と太平洋、西に日本海が見られます。
山頂直下までロープウェーが通じている田茂萢岳から大岳までの道と、酸ヶ湯から大岳までの道は良く整備されています。
南八甲田山は火山活動を終えた山塊です。火山活動を終えてから年数を経ているので樹木が多い茂っています。北八甲田山との大きな違いです。
猿倉温泉に登山口があります。ここから入山すると矢櫃萢(やひつやち)までは廃道となった林道を歩きます。矢櫃萢から湿地が多く見られ、樹相と湿地の入り交じった景観を楽しめます。沢渡りが多くあり、目印が少ないので道に迷いやすいです。
南八甲田山の最高峰の櫛ヶ峰は山容がなだらかで、山頂まで樹木に覆われています。
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