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会津駒ヶ岳(山小屋)

南会津を代表する名山の一つ。登山口は檜枝岐村の中心部近くに滝沢口、南西の離れた所にキリンテ口、尾瀬の入山口と隣接する御池口があります。駒ヶ岳から中門岳の稜線は湿地で夏は高山植物が咲き乱れていて、駒ヶ岳から大津岐峠までの稜線は森林限界を越え、ここも高山植物の花が楽しめます。

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登山ルートは三つあり、それぞれの趣が異なります。

利用者の一番多い登山ルートは滝沢登山口です。国道から登山口まで舗装林道を通ることが出来、登山口には広大な駐車場が設けられていますが、登山シーズンの休日などは午前7時には満杯となります。しかし、この駐車場に止められない場合も檜枝岐村の林道の入口に数十台とめられる駐車場があり、駐車スペースには困りません。林道の入口には公衆トイレがあるので車中泊も可能でしょう。駐車場から登山口までは約30分です。
滝沢ルートはなかなかの坂道を登ります。山麓は杉と檜の植栽林、中腹は落葉広葉樹林(主にブナ)、中腹から上は針葉樹林帯(主にオオシラビソ)です。植生が変わると山の雰囲気も変わってきます。
山頂直下で森林限界を越え、湿地帯となり、季節ごとの花が咲き乱れます。中門岳までは平坦な道のりで、開けた道をのんびりと歩けます。視界があるので燧ヶ岳を遠望できます。
会津駒ヶ岳の山頂は、ちょっと味気ないものです。樹林が頂を隠してしまい周囲の山々を見ることが出来ません。山頂からは中門岳に至る道と元来た道を戻る分岐があります。
会津駒ヶ岳と中門岳の間は高山植物の宝庫の様なところで、8月上旬にはハクサンコザクラが満開の花を咲かせています。やや開花時期が早いチングルマもそこここに咲いています。他にイワイチョウなどが見られます。
中門岳まで足を伸ばす登山者は少なく、静かに散策を楽しめます。やや黒みがかっていますが残雪も見られます。

キリンテ登山道は檜枝岐村から奥に入ったキリンテに登山口があります。駐車場はありませんが、少し離れた所に2、3台駐車できるスペースがあります。登山道は大津岐峠まで緩やかな勾配で、とても歩きやすいです。山麓は植生林の針葉樹の林ですが、中腹当りは落葉広葉樹林となります。大津岐峠は昭和の初期までは現役の峠道で、檜枝岐村からこの峠を越えて今の銀山湖(当時は銀山平)まで開拓に出向いていたそうです。
大津岐峠から会津駒ヶ岳までは森林限界を越えたヤセ尾根を歩きます。視界を遮るものがない稜線なので、天候に恵まれれば眺望を楽しめます。8月上旬に楽しめる花は、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロウ、ミヤマコゴメグサなどです。
キリンテルートは登山者に忘れられた様な道で、歩いていてもめったに登山者と出会うことがありません。

御池登山口は尾瀬の玄関口の御池から東に延びるルートです。道は整備されていますが歩く人は殆どいないようです。入山後最初に目指すのが大杉岳で、急峻な坂道を登ります。大杉岳を過ぎると大津岐峠まで二か所のピークを越えます。大津岐峠から先は鋭い稜線歩きとなり、会津駒ヶ岳に至ります。

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会津駒の小屋

会津駒ヶ岳の肩の分岐に建つ有人の営業小屋。

docomo 4本

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運営者紹介

Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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