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大山

大山(だいせん)は日本百名山の中国地方で唯一選ばれた山です。かつては活火山と定義されていましたが、近年の研究で活動的でない山となりました。大山の特徴は荒々しい山容にあるので活火山と思われてきました。西側の島根県から見ると出雲富士の名称の通り、端正な裾野を引く穏やかな山容を見ることが出来ます。

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大山寺の少し西に夏山登山道の入山口(標高827m)があります。木柱に白い文字で書かれているのが目印です。登山口辺りは、遊歩道が錯綜していて、夏山登山道にも多数の交差点があります。細かな指導標がない分岐がないところもあって、麓で道迷いをする人が多いようです。入山口から山頂まで2.8kmと書かれていました。
登り初めはコンクリートの階段です。九月下旬、道ばたにツリフネソウがピンク色の花を咲かせています。登山道はコンクリートから木製の階段に変わります。
標高が上がるにつれ急勾配の道となりました。登る途中にタルミのような地形の歩きながら体力の回復を図れる踊り場はありません。小さな平が幾つか有りそこが休憩所となっています。登り初めは樹林の中を歩きましたが、六合目あたりから高木は見られなくなります。視界が開け、山頂や山麓、日本海が見える様になります。山頂が近くなると大山の北壁の切り落とされたような景観が目に入ります。この姿は圧巻です。山頂付近は低木と草原に覆われた気分の良いところです。大山の山頂は登山ブームで荒らされて樹木も草もない荒廃した土地となったものを、人の手で何年もかけて木と草を植えて今の景観にしました。
山頂下はダイセンキャラボク(イチイ)に覆われた独特の風景があります。ダイセンキャラボクは、灌木の丈しかなく、人の背よりも低い木ですが、枝が輪のように大きく張っています。濃い緑の葉の色が印象的です。

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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