大台ヶ原山は日本百名山の一座です。山頂直下まで車道がついているので、殆ど歩かなくても頂を踏むことが出来ます。山頂付近は観光化されていて、手軽なハイキングを楽しめますが、三重県側は人の手が加えられておらず、自然を楽しむことが出来ます。
ほぼ山頂と言える場所に大駐車場があります。この駐車場が登山というかハイキングというかの起点となります。ここを訪れたのは2009/11/3で猛烈な吹雪の時でした。気温は氷点下5℃、風速は推定で15m/h以上はありそうです。瞬間風速では25m/hを超えていたでしょう。
道は遊歩道らしく、雪に覆われていてもはっきりと識別できます。高低差もなく歩きやすい道です。風は日の出ヶ岳(標高1695m)までの歩道が樹木に遮られていたので、体感温度が急激に下がると言うこともありません。
ところどころに今朝歩いたらしい小動物の足跡があります。テンかイタチでしょう。日の出ヶ岳に近づくと、樹木が無くなり吹きさらしとなります。山頂は猛烈な横風で立っていられません。体感温度がここでぐっと下がりました。建物があるので、その中で体を暖めます。吹雪で景観は全く見えず、日の出ヶ岳は印象がとても薄い山となってしまいました。樹林があるところは、多少は風が緩むのですが、大台ヶ原はどうしたわけか草原のような樹木のないところが樹林と交互に現れます。樹木が無いと風をまともに受けてしまいます。風速1m/hにつき体感温度は約1℃下がるそうですから、この辺りを歩いているときの体感温度は氷点下20℃以下かもしれません。温暖な紀伊半島では非常事態の体感気温です。
雪がなければ綺麗だろうと想像しつつ平坦な地点を通り抜け、大蛇グラを見学して、シオカラ吊り橋を渡りました。流れる水の中に岩の上にかぶる白い雪が点々としていて印象的でした。シオカラ吊り橋を渡り上り階段を上ると、人の足跡を初めて見ました。この後、変哲のない歩道を歩いて駐車場へ向かいます。
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