大峰山(標高1915m)は日本百名山の一座で、紀伊半島を長大に南北に走る大峰山脈の主峰です。最高峰は八経ヶ岳です。役行者が開山したした伝説を持つ大峰山は、女人禁制の山です。大変宗教色の強い山で、山頂には大きな堂宇が建てられています。大峰山という場合、通常は大峰山脈を指します。
主峰の大峰山へ至るルートです。
登山口となる洞川の清浄大橋はとても立派です。橋を渡ると女人禁制の石碑が建てられています。このあたりにも宗教色の強い山と言うことが現れています。この先はよく手入れが行き届いている杉の林を通り過ぎます。登山道には茶屋が建ち並んでいますが、十一月上旬では季節外れなので、どの茶屋も閉ざされています。このあたりは急斜面をジグザグに切って登って行きます。
稜線に出ると縦走路となりさらに大きな茶店があります。洞辻茶屋(標高1443m付近)と書かれています。数百人が休憩を取れそうな大きな建物です。鐘掛岩(標高1583m付近)は昔、修験道が盛んな頃、おそらく一般の参拝者をコケ脅すための場所と思えますが、今は紀伊半島のやまなみを一望できる展望台となっています。ここからの眺めが一番よく、山頂からの展望を上回ります。
山頂が近づいてくると、参拝者がおいたらしい石碑が多数現れます。大峰山寺(だいほうざんじ)の境内に入ると、人の気配は全くありません。境内には特別立派な建物があり、江戸時代末期に建てられています。
山上ヶ岳の山頂は境内からやや離れた処にあります。一応、山頂を示す標識が建っているのですが、よく観察をすると、奥の方のが高く見えます。実際に歩いて行くと間違いなく登り勾配でした。最高所は山頂の標識とは別なところにあります。湧出岩。ここに三角点がありました。最高所の様です。
行者還トンネルの西側登山口(標高1158m)から八経ヶ岳へ至るルートです。登山口には10台ほど車を止められる駐車場があります。
十一月上旬、登山口から縦走路までは、かなりきつい勾配を登ります。入山口付近には沢の流れも見られましたが、すぐに尾根道となります。木の根が露出した道で、とても歩きにくいです。樹木は落葉広葉樹が殆どで、葉を全て落としていました。
縦走路にでるとほとんど勾配はなくなります。小さなピークが幾つも現れます。道はピークを越えたり、巻いたりしています。道は落ち葉の中にはっきりと付けられていますが、それほど多くの人が歩いているようには見えません。標高1474m付近で大峰山脈の縦走路と合流します。稜線の登山道に出ると弥山の直下までなだらかな勾配の道が続きます。分岐と弥山の間にある唯一のピークの弁天の森(標高1567m付近)。弁天の森からダラダラとした下り道が続きます。標高1599m付近で弥山に登る急な岩場の道があり、一箇所道を見失う岩場がありますが、3つのマーキングが木の枝に巻かれているのが目印です。途中、木製の階段を上ったりしながら弥山の山小屋へ至ります。事前に予約を取れば宿泊出来るようです。弥山の頂上は少し離れた所にあります。八経ヶ岳へは縦走路の分岐(標高1886m付近)を折れます。険しい下り道をコルに向かって進みます。八経ヶ岳(標高1915m)の山頂は石で敷き詰められた様に禿げています。
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