九重連山は日本百名山の一座です。最高峰は中岳ですが、主峰は久住山です。大変数多くの火山がありひとつひとつを登っていると丸一日かけても廻りきれません。現在活動を続けている火山のピークは硫黄山で、他のピークからみると白い水蒸気を盛んに吹き上げていることが見られます。高原の様相を持った坊ヶツルにキャンプ場がある他、山中には温泉宿の法華院温泉があります。
牧ノ戸峠登山口(標高1329m付近)からコンクリートと石で固められた登山道を上ってゆくと、標高差はわずかで登山と言うよりもピークを上り下りするハイキング的な山登りです。この連山は活動的な活火山の山なので、樹木が山頂付近にはありません。そのおかげで大きな展望が、全ての登山道から楽しめます。
入山して最初に現れるピークが星生山です。次が最高峰の久住山、東に稲星山があります。歩いて見ると、火山性の溶岩台地の上に、噴火で出来たピークが幾つも乗っかっているような印象です。ピークのあいだには火口湖があって、風景に変化を与えています。
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