新潟県と群馬県の県境に有る山で、日本百名山の一座です。日本百名山に選ばれていなければ、これほどの登山者で賑わうことは無かったでしょう。猛烈なヤブコギを覚悟しなければなりませんが、巻機山は谷川岳への縦走路が設けられています。巻機山の登山道分岐と谷川岳の登山道分岐があるのは確認しました。
緯度尾根登山道の駐車場は有料です。1日の駐車料金は、乗用車が500円、バイクが300円です。最も登山者の多いルートです。入山すると森林の中の土の道を歩きます。ところどころに岩が露呈していて滑るので木の枝を掴んで登ります。
標高1375m付近が六合目です。道標が立っています。標高1580m付近にゴツゴツとした岩の道が現れます。岩の道を笹が隠します。
偽巻機山まで登ると巻機山の山頂が見えてきます。森林限界を越え眺望が得られます。九月下旬は山頂の紅葉の盛りです。偽巻機山と巻機山の間には深い谷があり、この谷を源流とする渓流が沢登りの場所として有名だそうです。巻機山の山頂付近に避難小屋があります。偽巻機山と巻機山のコルから巻機山へ登る坂道はやや急で最後の難所と言ったところでしょう。
巻機山の山頂(標高1967m)には割引山と牛ヶ岳の道の分岐があります。山頂は開けていて、眺望が思いのままです。山頂の標識は実際の最高地点ではありません。最高地点はやや西にあります。石のケルンが積まれています。
巻機山から僅かの距離で牛ヶ岳へ登ることが出来ます。山頂には朽ちかけた道標が立っていますが、これがなければ牛ヶ岳(1961m)の山頂を見逃すところです。
牛ヶ岳からコルを下って割引山へと道が通じています。ここはちょっと距離があります。道は良く整備されていて、ところどころには木道も設置されています。歩きやすい道です。コルを登り始めると割引山(1930m)の山容が見えてきます。円錐形の山の美しい山です。山頂には道標と小さな石のお堂が立っていました。
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