新潟県と長野県の県境に有る山です。標高は2145m、日本百名山の一座です。山頂が平らになっていて湿地が田圃の様な景観です。湿地のため山頂には森林がなく、一面の田んぼを見渡せます。
登山口は複数ありますが、一番楽で所要時間も短い三俣コースが多く利用されている様です。
春から秋にかけてのスキーのオフシーズンに利用される県営の駐車場があり、ここに車を止めて登山口へと向かいますが、和田小屋を利用する方はもう少し上まで車で上れます。駐車場の標高は約1242mです。午前6時にはあらかた満車となります。登山口にはトイレが設けられています。
登山道に取り付くとまず岩場の急登坂路が待っています。廻りは樹海です。九月下旬には標高1549m付近で紅葉が見られ、ヤマハハコの満開の姿も見られます。点々と開けた空間があり、標高1806m付近になる中之芝には休憩所が設けられています。
神楽ヶ峰の山頂付近では勾配がほとんどなくなります。神楽ヶ峰を巻いて先に進むと、ようやく苗場山の山塊が見えます。この付近(標高1931m付近)に
雷清水が湧いているので、水の心配はないでしょう。
神楽ヶ峰と苗場山の間のコルを過ぎるときつい上り坂となり、約40分ほど歩かされます。
山頂の湿地地帯の縁にたどり着く、一面の湿原が広がって見えます。登山者が多い割には見かける人が殆どいません。湿地を歩いているのか、どこかで休憩を取っているのでしょう。
山頂の湿原には木道が四通八達していて、木道が設けられているので、往復になりますが、探索が出来ます。湿原の片隅には苗場神社の小さな社が鎮座しています。神社の下には一段低い湿原が広がっていました。
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