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笠ヶ岳(山小屋)

笠ヶ岳の登山ルートは三つあります。鑓見温泉登山口から一途に登る道と、双六岳から稜線を歩いてくる道です。もう一つ、笠新道を登る道もあります。

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笠ヶ岳(標高2898m)へ直接アプローチ出来る登山道は鑓見温泉登山口からのルートです。槍見温泉は近代的な高級旅館風尾建物です。中尾高原口バス停から槍見温泉登山口までは13分で着きます。登山口(標高976m付近)からクリヤ沢(標高1205m付近)を徒渉して更に登ります。登山口から急峻な坂道を登りますが、すぐに平坦な道となり、クリヤ谷の渡渉点まで、登ったり平坦だったり道が変化します。最終水場(標高2052m付近)は登山口から4時間ほどのところにあります。眺望は時折、樹林から出て草原を横切るとき、わずかに周囲の山容が見られる程度です。標高2052m付近から南側の視界が開けます。このあたりから森林限界を越え岩の道となります。天候が良ければ周囲の山並みを見ながら登れるでしょう。笠ヶ岳の山頂に続く稜線はハイマツと矮樹の稜線の道です。矮樹帯を抜けハイマツ帯に入ると雷鳥が姿を現します。
笠ヶ岳の山頂はちょっと奇妙で、平たい石が積み重なっています。

弓折乗越からのルートの紹介です。弓折乗越から笠ヶ岳山頂までは5時間から6時間かかります。登山者の少ないルートです。アップダウンを繰り返す道です。八月上旬ではタップリと残雪が見られます。大ノマ岳の山頂には標識などはありません。その代わり登りはとてもきつい傾斜です。大ノマ岳を過ぎるとハイマツに覆い隠されたピークを巻いて進みます。秩父岩(標高2712m付近)は歩いている時、霧や雨などで視界不良の時には格好の目印となります。稜線を進んで行くとテント場があり、その200mほど登ったところに笠ヶ岳山荘があります。キャンプから弓折岳へ進むと、「サヨナラ」とペンキで石に描いたものが見られます。ちょっとした茶目でしょう。

笠新道は笠ヶ岳から弓折乗越に至る稜線に分岐があります。
登り口はワサビ平にあります。標高は976m付近です。急峻な登り坂です。分岐には笠新道の道標が建っていますが、小さな道標なので見落とすかもしれません。登山口から岩場の道になります。八月上旬、標高2420m付近ではニッコウキスゲやシモツケソウの花が見られます。杓子平を横切り尾根を登ります。笠道の急峻な登りは岩だらけの道なので膝と太ももに負担がかかります。歩きつめて行くと笠ヶ岳の稜線の道へと至ります。ワサビ平分岐から抜戸岳分岐まで登りで6時間前後かかります。登山者の少ない道です。

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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