第1日目 山本小屋-王ヶ鼻-石切場-茶臼山

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行程

地名到達時刻所要時間
山本小屋09時19分
王ヶ鼻10時32分73分1時間13分
石切場11時33分61分1時間1分
王ヶ頭13時06分93分1時間33分
茶臼山14時36分90分1時間30分
山本小屋15時32分56分56分
一日の歩行時間
6時間13分
日付:2010/07/18

山行記

王ヶ頭

山本小屋の駐車場から美ヶ原牧場に歩き始めて最初に目に付くのが八ヶ岳の山容です。南北に長く延びるのこぎりの歯の様にピークを連ねた八ヶ岳が青い空を背景に浮き上がって見えます。
手前に蓼科山の円錐形の頂があり、奥に硫黄岳、横岳、赤岳の頂があります。

富士山は編笠山と西岳の肩に隠れて山頂だけが顔をのぞかせています。
八ヶ岳と雲海を挟んで南アルプスの北部の山が見えます。甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳でしょうか。距離が八ヶ岳よりも遠く、雲に隠れているので一つ一つの山名は把握できませんでした。

美ヶ原牧場から王ヶ頭までの牧草地歩きは、木が全くないので眺望を恣に出来ます。
王ヶ頭(2034m)はほんの少し高いだけのピークですが、眺望は抜群で、松本盆地越しに雪がまだ多く残る北アルプスの山が見えてきます。残念なことに、2008mと王ヶ頭よりほんの少しだけ低い王ヶ鼻のピークが前にあって眺望を遮っています。

王ヶ鼻

王ヶ頭から王ヶ鼻までの道は、王ヶ頭までの車道歩きの道と異なって、石と土の歩道歩きとなります。距離は1.3kmと指導標に書かれていました。緩やかに鞍部に下ります。ハクサンフウロウやミヤママツムシソウが花を咲かせていました。

王ヶ鼻は岩の小突起で、北アルプスが一望できます。視界が全く遮られません。
ここまで歩いてくる観光客はいない様で、ハイカーやトレッカーが山頂にいました。

石切場

観光の対象としての美ヶ原は王ヶ鼻までですが、王ヶ鼻から南に登山道が下っています。高いところに車で乗り付けて歩き始め、低いところに下ってゆくと言うのも、登山としては奇妙な気がしますが、石切場まで降りて行きました。

わたしの歩いたコースは「八丁ダルミコース」と呼ばれていました。
途中に幾つか分岐があって、標識は建っているのですが、国土地理院の1/25000の地図にも載っていない現地の小地名が書かれているので、地元の地図がないと道に迷うかもしれません。

石切場のキャンプ場から県道美ヶ原公園線まで歩いてから、来た道を少し引き返してこんどは「木舟コース」を王ヶ頭に向かって登って行きます。
登りも下りも森林の中を歩きます。
王ヶ頭が近づいてくると、樹木が見られなくなり笹の原となって、眺望が得られる様になります。

茶臼山

王ヶ頭から車道を歩いて美ヶ原牧場のこんどは南にある茶臼山に登ります。
茶臼山も美ヶ原の中の小突起なのですが、南に延びた稜線の先端にあるので、王ヶ鼻や王ヶ頭と異なった風情があります。
面白かったのは、車道から茶臼山の登山道に入る箇所が牧場の敷地内だった様で、鉄柵を越えて牛の中を歩いたことです。

山頂は丈の低い笹藪ですが、樹木が周りを囲んでいます。眺望はあまり良くありません。そのためか訪れる人も少ないようです。
このときは、一人だけ、先行者がいただけでした。

地図

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