第1日目 吹浦口-七高山-新山-象潟口

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行程

地名到達時刻所要時間
吹浦口06時49分
鳥海湖08時33分104分1時間44分
七高山10時50分137分2時間17分
新山11時09分19分19分
鳥海湖13時21分132分2時間12分
象潟口14時43分82分1時間22分
一日の歩行時間
7時間54分
日付:2010/08/09

山行記

吹浦口登山道

高曇りの早朝に出発をしました。
吹浦口から入山をするルートは人にあまり歩かれない道の様です。
登山道は石とコンクリートで固められた階段でした。下草の刈り払いもきれいにされています。

階段を上ると、足下にアザミやオトギリソウの花が見られます。
斜面は笹に覆われています。
森林限界は登山口の辺りですでに越えている様で、樹木は見られません。

吹浦口登山道は入り口付近を除くとゆったりとした坂の多い道なので、のんびりと歩くことが出来ます。
花の種類が多い様で、チョウカイアザミやニッコウキスゲ、ウサギギクなども見られます。ただ、花は大群生は作っていない様で、点在しています。

緩やかな坂道を登り切った辺りが鳥海湖の火口壁の上です。
鳥海湖が見える辺りで晴れていた空に雲が湧き、周囲を真っ白に隠してしまいました。
往路、復路は別の道をできるだけ取りたかったので、鳥海湖の南の貴市を通る道を選びました。

鳥海湖の南の道を東に進むと象潟口登山道と合流します。
合流した道は、少し進むと谷の道と尾根の道に分岐します。
登りは尾根の道を選びました。

多少の岩場のある道で、ハシゴもかけられています。
丈が腰くらいの灌木かハイマツに覆われた尾根の上の道なので、眺望はよいと思いますが、視界が雲に隠されていて何も見えません。
足下に咲いている花が慰めです。
花の数の決して多い山では無いのですが、種類の多いことに驚かされます。
尾根の道ではトウヒレンやミヤマリンドウ、イワイチョウの花が見られました。

鳥海山

鳥海山の最高所は新山(2236)ですが、国土地理院の1/25000の地図には登山道はなく、七高山(2229m)に北と東と西から登山道が延びているだけです。
火口壁の上を歩いて七高山にたどり着くと、火口壁を下って新山に上る道があることが分かりました。
七高山付近にはチシマギキョウやイワブクロの花が見られました。

火口壁を下って新山に登ります。
新山は比較的最近の噴火で出来た岩峰です。
岩にペンキでマーキングが施されていますが、まだ登山道としてならされてはいない様で、大勢の人が歩いて岩の角が丸くなったり地面が踏み固められたりした様子はありませんでした。

象潟口登山道

復路は千蛇谷の道を通って象潟釘に下ります。
新山から千蛇谷に下ると山小屋があり、その前を登山道が西に延びています。
左に往路に通った火口壁が高く見られます。谷にはまだ所々に雪田が残っています。

鳥海湖の北の道を通ると小ピークがあって、その上からわずかな青空と日本海が見られました。この日、一番の眺望と言ってよいでしょう。
象潟口は吹浦口よりも道が広く稜線の上を歩くだけに眺望も良さそうです。西がわの雲が晴れたこともあって、鳥海山の尾根が日本海に沈む、その景観を見ながら登山口まで下って行きました。

地図

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