幌尻岳登山

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概要

日程:
2010/09/14 ~ 2010/09/15
登頂:
幌尻岳
天候:
晴れ一時曇り
幌尻岳登山

登山が盛んな日本で、満足な登山道がほとんど無い山脈と言えば、今では日高だけでしょう。日高山脈を縦走しようとするとブッシュが多くて夏場は無理な様で、ほとんどの登山者は雪でブッシュが埋まる冬期に実施しています。
そんな日高の中で一級国道と呼ばれている登山道が幌尻岳の道です。

それでも額平川を10数回渡渉しなければ幌尻山荘にたどり着けないので、日本百名山の中では登頂するのが困難な山の一つにかぞえられています。
実際の額平川の沢歩きは、それほど困難ではありません。必要以上に困難さが強調されているきらいがあります。営業目的かもしれません。
渓流釣りや鮎釣りで川や沢の流れの中を歩くことに慣れている人にとっては、なぜ額平川の道が難所なのか理解に苦しむと思います。

幌尻山荘から幌尻岳を往復するだけならば、困難はありません。
戸蔦別岳や北戸蔦別岳まで歩いて1881ピークから額平川上流部に降りてくるルートを取った場合は少し難しい山歩きとなるかも知れません。

幌尻岳には東西にカールが二つ、戸蔦別岳の東面には七ツ池カール、戸蔦別岳と北戸蔦別岳の間の東面にはカールが二つあります。どのカールも規模が大きくカールらしい姿をしています。

幌尻山荘は管理人の常駐する営業小屋ですが、素泊まり専用なので、食事は持参します。
また、テント場はありません。
宿泊者は、全て小屋泊まりです。
わたしは事前に予約をして宿泊料金も指定された銀行口座に振り込んでその領収書を管理人に見せましたが、すごく嫌な顔をされました。宿泊料金の分配などの関係でしょうか。
わたしを除いた登山者は、現地で代金を支払っていました。

登山口までのアプローチですが、わたしが登った翌年から一般車の林道の通行が禁止されました。
平取町豊糠の山荘の宿泊者だけが利用できる、シャトルバスが2011年から運行しています。
早朝に歩き始めれば、日帰りで幌尻岳に登れたのですが、自家用車での乗り入れが出来なくなったので、日帰り登山の不可能な山となってしまいました。

幌尻岳と書いて「ポロシリ」と読みますが、現在では「ホロシリ」と呼ばれることが多いようです。
名前の由来は、「poro-shir(大きい山、大山)」です。

標高

最高地点:
2,039 m
標高差:
入山地点498 m から最高地点までの標高差1,541 m
標高差:
最低地点498 m から最高地点までの標高差1,541 m

地図

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