地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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駐車場 | 13時22分 | ||
林道の終点 | 14時25分 | 63分 | 1時間3分 |
幌尻山荘 | 16時18分 | 113分 | 1時間53分 |
一日の歩行時間 |
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2時間56分 |
日付:2010/09/14 |
幌尻岳登山口は林道の終点にあるのですが、手前にゲートがあるので車はゲート前の駐車場までです。
ゲートから林道の終点までは徒歩か自転車で行きました。
このときは折りたたみ自転車を用意していたので、往路も復路も自転車を利用しましたが、往路は全行程の2/3位は上り坂で荒れたダート路面を自転車で登るのは厳しく、全体の1/3の行程で自転車が利用できました。
往路に限っては自転車は無いより増し程度にしか役立ちません。復路のほとんどはペダルを漕がなくても坂道なので自転車は前に進みます。坂の傾斜がきついので、ブレーキが役に立たない程です。
だたし、この林道は2011年に一般車の通行が禁止され、シャトルバスの利用が義務づけらました。シャトルバスは原則片道乗車は出来ず、往復乗車のみとなります。また、乗車は平取町豊糠にある山荘の宿泊者に限られています。
日本百名山の制覇を目標としている登山者にとっての難関は、岩の剱岳と沢渡りの幌尻岳の様です。
剱岳は、手がかりに足がかり、クサリ場が設けられていて、恐怖心さえ克服できれば誰でも登れる楽な山となりました。
対して、幌尻岳は、額平川に橋がかけられることはなさそうなので、徒渉が出来なければ登れない山のままです。
雨の後など増水しているのか、日照りが続いて減水しているのかで、沢の印象は大きく異なります。
ツアー登山など日程が調整できない登山では、増水時に無理に入山をすれば、簡単に遭難してしまいそうです。そんな判断力を要求されることも、敷居を高く感じさせているのかもしれません。
わたしが幌尻岳に登ったのは、大雨が数日降り続いたので、減水する期間をあいだに設けた後でした。
このため、沢の水量は思っていたよりも少なく、徒渉箇所の殆どは膝下の水深でした。一箇所だけ又下の水深がありましたが、これは渡渉点を変えれば防げたでしょう。
額平川の沢道は、沢の中を延々と歩くのではなく、徒渉する場所だけ沢に降りてきて水の中を歩き、後の殆どの区間は沢の上の笹や木のあいだに設けられた登山道を歩きます。
渡渉点にはピンクのテープのマーキングが完璧にほどこさえていて、場所によっては徒渉用の棒も置かれていました。二人一組になって渡るあの棒です。
額平川の左岸を歩いて居ると前方に幌尻山荘が現れます。
山荘の手前で最後の渡渉を行います。上流の戸蔦別岳から降ってくる道には丸木橋が架けられているので、この山荘手前の最後の渡渉箇所にも丸木橋があればと思うのは、自然なことでしょう。
幌尻山荘は有人の素泊まり専門の小屋です。およそ愛想とは縁のない管理人が常駐しています。
一部に、平取山岳会に事前に入金をして予約を入れないと利用できないと言う情報が流れていますが、実際には平取山岳会に事前入金をする登山者は希で、現地の山小屋で料金を支払うことで利用できます。