第1日目 西クマネシリ岳−ピリベツ岳

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行程

地名到達時刻所要時間
登山口07時08分
西クマネシリ岳09時14分126分2時間6分
ピリベツ岳10時41分87分1時間27分
登山口13時41分180分3時間
一日の歩行時間
6時間33分
日付:2007/08/13

山行記

西クマネシリ岳

登山口の駐車場はとても狭く、通常に止めれば2台、縦列に止めても4台が限度です。
それだけ入山者が少ないのでしょう。
北海道の山には珍しく、登山届けの箱がありません。

昔、この山は営林作業が行われていたようです。
作業用の車道は今は表土が洗い流されてしまって、下の石がむき出しとなっています。水も流れているので沢を歩く様なものです。

沢の道をしばらく歩くと、使われていない造林小屋が現れます。
その先からは、沢歩きでは無くなりますが、古い車道の上を歩くのに代わりはありません。
下草の刈り払いなども行ってはいない様で、登山道は踏み跡程度ですが、もともとが車道なので木はなく、道迷いの心配はありません。ただ、林道の分岐だけは注意が必要でしょう。

山頂の下まで来ると、車道を横断するロープが張られていて、ここからが人の登山道となります。
きつい坂を登って行くと、西クマネシリ岳とピリベツ岳の登山道にでます。ここから山頂まではダケカンバの林を登ってすぐです。

山頂下までダケカンバが生えていますが、山頂はハイマツに覆われた岩場です。
虫の多いところで、写した写真の殆どに虫の影が写っています。
眺望は良く、すぐ東にクマネシリ岳が見えます。北にはピリベツ岳があります。どちらも樹木に覆われた山です。

西に見えるニペソツ山は、南北に長い稜線を持った姿が見えます。国道273や他の山から見た半独立峰的な姿では有りません。
ニペソツ山と石狩連峰の後ろには雪がまだ残っている表大雪の山と十勝連峰が見えます。

ピリベツ岳

西クマネシリ岳の登山道との出合を過ぎて、鞍部にどんどん下ります。
草木の茂った尾根道で、踏み跡程度の道が山頂まで続きます。
鞍部のところどころは気象条件が厳しいのかダケカンバがまばらに生えているだけで、日差しが当たる明るい草原となっています。
上り坂も下り坂も、勾配は急です。
申し訳程度の数の、ピンク色のテープのマーキングが木の枝に巻かれています。

山頂にはピリベツ岳の標識が立っています。
疎らですがダケカンバが山頂を囲むように生えていて、視界を妨げています。
西クマネシリ岳と距離が近いので、大雪山やニペソツ山や石狩連峰の姿に代わりは見られません。唯一の見物は西クマネシリ岳の近景なのですが、この山は近くによって見るとぱっとしません。

下山

この後、下山をしたですが、前回の十勝岳登山で痛みを感じた左膝に激痛が走って歩くのもままならなくなってしまいました。
100歩、歩いて休憩を取りながら中程までは下ってきたのですが、連続して100歩も歩けなくなってしまいました。
杖になりそうな木の枝を探してついてみたりしたのですが、足の激痛は増すばかりでした。
西クマネシリ岳の登りが2時間あまりだったのに比べて、ピリベツ岳からの下りに3時間もかかっているのが、いかに下山で足が遅かったかが分かります。

地図

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