地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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早川小屋 | 04時26分 | ||
白鳳峠 | 05時56分 | 90分 | 1時間30分 |
赤抜沢の頭 | 07時56分 | 120分 | 2時間 |
地蔵岳 | 08時16分 | 20分 | 20分 |
赤抜沢の頭 | 08時58分 | 42分 | 42分 |
観音岳 | 10時05分 | 67分 | 1時間7分 |
薬師岳 | 10時35分 | 30分 | 30分 |
夜叉神峠小屋 | 14時02分 | 207分 | 3時間27分 |
夜叉神峠バス停 | 14時41分 | 39分 | 39分 |
一日の歩行時間 |
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10時間15分 |
日付:2012/07/24 |
山旅の最後の日となります。
夜叉神峠からバスで甲府駅まで行かなければならないので、最終バスの時刻前に夜叉神峠に着いている必要があり、日の出前に早川小屋を出立します。
早川小屋は樹林の中にあるので、道も樹林に覆われていて、日の出前は、空は明るくなっていても道は懐中電灯で照らさないと歩けません。
少し歩くと、広河原峠に出ました。
広河原峠から小ピークを越えると、また下り、白鳳峠になります。
広河原峠も白鳳峠も広河原から登ってくる道です。かつては逆方向に、甲府方面から南アルプスに登る登山者は、これらの峠を越えて広河原に入ったのですが、いまは峠から東の道は無くなってしまいました。
夜叉神峠をバスが通るからでしょう。
白鳳峠からは本格的な登り道となります。
鳳凰山は、通常は鳳凰三山と呼ばれ、地蔵岳、観音岳、薬師岳の3つのピークの総称ですが、実際に歩いて見ると、手前の高嶺も顕著なピークで、高さは地蔵岳(2764m)よりも高い2778mもあります。古い記録には、鳳凰山は薬師岳と観音岳を指し、地蔵岳は独立した山とされていた草ですが、それが実際の山容に一番近いように感じます。
北岳から見た鳳凰山は、薬師岳と観音岳はどこがピークかわかりにくいなだらかな頂を持っていて、離れた所に地蔵岳のオベリスクが立っています。
オベリスクの左に高嶺のピークがあるので、地蔵岳を鳳凰山に加えるなら高嶺も含まれるべきと思えます。
赤抜沢の頭から地蔵岳まで往復しましたが、オベリスクの下の岸壁を上って、オベリスクのすぐしたまで行きました。オベリスクにはザイルがつけられていたので登ろうと思えば登れたのですが、時間の経過が気になったのであきらめました。
赤抜沢の頭の分岐は多くの登山者が通ります。
鳳凰小屋や薬師小屋の泊まり客のようです。
赤抜沢の頭から一度降って観音岳に登り、後は薬師岳まで勾配のほとんど無い稜線を歩きます。
眺望すこぶる良い、と言いたいところですが、北岳が見えるくらいで後は雲の中でした。
薬師岳からは夜叉神峠まで一気に下ります。
思ったより時間の経過が遅かったので、午後4時代のバスに乗るつもりでいたのですが、午後二時台のバスにも乗れそうでした。
薬師小屋を過ぎると、夜叉神峠まで樹林の中の道で、ほぼ下りの一本調子です。
わずかに南御室小屋の先に登り道があるだけです。
夜叉神峠小屋は小さな小屋で、後で聞いたところでは、この日は予約客で満員で、当日の飛び込みのお客は全員断っていたそうです。
夜叉神小屋から車道まではきつい坂道で、ジグザグを切って下ります。
数名のグループが幾組か登ってくるのにすれ違ったので、この人達が夜叉神小屋の宿泊客なのでしょう。
夜叉神峠のバス停に着いたときには午後二時台のバスは出てしまった後だったので、1時間ほど待ってから、やってきたバスに乗って長い山旅が終わりました。