第4日目 烏帽子小屋-南沢岳-不動岳ー舟窪小屋

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行程

地名到達時刻所要時間
烏帽子小屋05時07分
烏帽子岳分岐05時39分32分32分
南沢岳06時44分65分1時間5分
不動岳08時11分87分1時間27分
舟窪岳第2ピーク10時26分135分2時間15分
舟窪岳11時40分74分1時間14分
舟窪乗越(鉢の木谷出合)11時52分12分12分
舟窪小屋(テント場と水場)12時46分54分54分
一日の歩行時間
7時間39分
日付:2012/09/18

山行記

早朝、深い霧に覆われて晴れているのか曇り空なのか、天候が分かりかねました。空が白む5時過ぎになって、晴れ間があることが漸く分かりました。東の空は朝焼けに輝いていますが、周りにはガスがかかっていて視界を遮っています。

日の出前に出発をして、朝日が雲を黄金色に染めるのを見ながら北に進みますが、ガスが邪魔をして日の出るのは見られ

南沢岳

早朝、烏帽子小屋の周りは深い霧に覆われていて、晴れているのか曇りなのか、天候が分かりかねました。
空が白む5時過ぎになって、晴れ間があることが漸く分かりました。東の空は朝焼けに輝いていますが、周りにはガスがかかっていて視界を遮っています。

この日の予定は昨夜から迷っていました。
船窪小屋まで歩くか、蓮華岳を越えて針ノ木峠までを歩くかです。
翌日以降の事を考えると、針ノ木峠まで歩きたいのですが、北葛岳から蓮華岳を越える道は岩場の難路で、高低差も激しく、一日の後半に歩き通すのは用意ではなさそうに思えました。
朝、晴れていれば、暗いうちに出発をしたのですが、天候の様子が分からなかったので、出発時刻を遅らせました。結局、この遅らせた分だけ先に進めず、船窪泊まりとなりました。

それでも、日の出の前に出発をして、朝日が雲を黄金色に染めるのを見ながら北に進みました。
ただ、ガスが邪魔をして日の出る様子は見られません。

烏帽子小屋から南沢岳まで、池塘の散在する気持ちのよい鞍部を通ります。
ハイマツの稜線の道では、雷鳥の群れを見かけました。秋の雷鳥は、大抵はつがいで歩いているのですが、偶然つがいが二組居たのか、四羽の雷鳥の群れを見かけました。雛鳥を含まないで四羽の雷鳥を見たのは初めてです。

南沢岳では、ぐっと標高を上げるので、四囲を見渡せます。南沢岳から南の方角を見ると、烏帽子岳が見えます。この山は、山と言うよりも稜線状の岩の突起です。南沢岳よりも相当に標高は低い様で、昨日の登ったときの印象とは大きく異なって見えます。

不動岳

南沢岳を過ぎると岩稜となって、不動岳まで岩の上の道が続きます。
西に薬師岳から立山に至る稜線が見られ、五色ヶ原の上に虹が架かっていました。不思議な虹で、弧にはならず、橋桁の部分だけが見えています。

不動岳は岩峰で、最高地点には道が通っていません。岩の峰の北端に不動岳と書かれた道標が建てられていました。

舟窪岳

不動岳を過ぎると、樹林の中の一高一下の厳しい道に変わります。
土、ないし砂地の急斜面にロープが一筋垂らされている道で、岩場よりも登ったり下ったりするのに気を遣わされます。

一高一下は船窪乗越まで続きました。
この道は相当に体力を消耗させられます。

船窪のテント場には水場があるのですが、往復で30分ほどかかります。
岩場の下にある水場で、多少の危険が伴います。
水は涸れては居ませんでしたが、雨が降らないので細く、3Lを溜めるのに10分以上かかりました。ませんでした。

地図

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