高尾山から北西に延びる尾根は、標高1531mの三頭山まで続き、奥多摩湖に向かって消えて行きます。
この尾根は笹尾根と呼ばれています。地形的には陣馬峠で区切られている雰囲気がありますが、遊歩道、もしくは登山道としてとらえると陣馬峠のやや先にある浅間峠(せんげん)で区切ることが出来ます。
陣馬峠から生藤山を経て浅間峠までの道沿いには、東屋やベンチやテーブルが設けられています。また、歩道もしっかりとしたもので、道に迷う心配も無ければ、下草は定期的に刈られているので、足元を取られる心配もありません。
それに比べると、浅間峠から三頭山までの道には、ベンチは僅かしか無く、休憩場所を探すのも一苦労ですし、下草が刈られていない区間があって、そうした区間は道が判然としません。
京王高尾山口駅(標高約200m)から浅間峠までを歩くと、途中に標高1019mの茅丸があるので、約800mの高低差があることになります。実際には、高尾山、小仏城山、景信山、陣馬山などのピークを登っては鞍部に下るので、累積標高は1000mを超えます。
浅間尾根から下る道は、檜原村上川乗(かみかわのり)と上野原市棡原(ゆずりはら)の2つがあります。
バスの便が便利なのは上川乗で、ほぼ1時間の間隔で武蔵五日市駅行きの路線バスが通っています。最終便も午後7時過ぎにあるので、下山には利用しやすいです。
棡原のバスは1日数本程度しかありません。最終の便も午後4時台で終わってしまいます。
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