晩春の白根山

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概要

日程:
2014/06/15 08:24~16:32 日帰り
登頂:
日光白根山
天候:
晴れ
晩春の白根山

昨日歩いた那須岳1917mに比べると、日光白根山の標高は2577mで660m高い山です。100m標高が高くなると0.65度気温が下がるので、単純に計算しても那須岳よりも4.3度も気温が低い山となります。他にも、白根山の稜線には深い積雪があります。那須岳よりも降雪量は多いです。
これらの諸条件の違いから、那須岳は初夏の装いをしていましたが、白根山は、山頂下のダケカンバの林はまだ葉が開いていないなど、春の装いが見られました。北向きの日の当たらない稜線にはまだまだたっぷりと残雪が有り、軽アイゼンが有った方が歩きやすいほどです。

今回は、これまで2回歩いた「天狗平-前白根山ルート」は下り道にして、「中ツ曽根-国境平ルート」を登りました。天狗平-前白根山ルートも急勾配の荒れた道ですが、中ツ曽根-国境平ルートは道は歩きやすいものの、ところどころに笹が茂って道を覆い隠していたりして整備不良と言うこともあって、歩く人は少ないようです。
しかし、尾根の上に出てからの見晴は良く、正面に前白根山から五色山の残雪のある稜線が見られ、左手には湯の湖越しに男体山や太郎山の山並みがダケカンバの枝を空かして見られます。

日光白根山は、元々が上州の養蚕家の信仰登山の対象だったと言われていますが、現在もロープウェーがあり登山口からの標高差の少ない群馬県がわからの登山者が殆どの様です。
湯の湖の登山口や中ツ曽根の登山道では、一人の登山者も見かけませんでしたが、国境平の稜線の出合に出ると、「金精峠-五色岳の縦走路」を歩く登山者をちらほらと見かける様になりました。
五色岳を越えて弥陀ヶ池の分岐に至ると、菅沼登山口やロープウェー山頂駅から歩いてきた登山者の大人数のグループを見かける様になりました。弥陀ヶ池から白根山山頂までの登山道は、登る人と下る人で大変な混雑です。
これが、山頂を越えて五色沼避難小屋に下りはじめると、登山者の数がぐっと減ります。

高山植物の花には少し早い様で、山頂付近ではコイワカガミの花が見られる程度でしたが、天狗平の尾根の登り道ではミツバツツジとアズマシャクナゲが満開の装いでした。

標高

最高地点:
2,570 m
標高差:
入山地点1,476 m から最高地点までの標高差1,094 m
標高差:
最低地点1,476 m から最高地点までの標高差1,094 m
累積標高:
3,146 m(登り:1,584 m|下り:1,562 m)

地図

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