地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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小海線清里駅 | 08時22分 | ||
美し森山入口 | 09時00分 | 38分 | 38分 |
リフト乗降口 | 10時12分 | 72分 | 1時間12分 |
牛首山 | 11時12分 | 60分 | 1時間 |
赤岳 | 13時46分 | 154分 | 2時間34分 |
行者小屋 | 14時49分 | 63分 | 1時間3分 |
美濃戸口(赤岳山荘) | 16時27分 | 98分 | 1時間38分 |
一日の歩行時間 |
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8時間5分 |
日付:2013/07/27 |
高尾駅始発の中央線に乗ると、小海線清里駅には午前8時14分に着きました。小海線の駅は無人駅が多いのですが、清里駅は有人でした。駅の廻りは小さな公園となっていて、蒸気機関車などが展示されています。
列車から降りた登山者はわたし一人でしたが、ハイカーが数名一緒におりました。美し森山や八ヶ岳自然歩道を歩くのでしょうか。
電車の到着に合わせて、路線バスの出発があるかと駅前を見渡したのですが、バスは見当たりませんでしたので、美し森山に歩いて向かいます。
美し森山までは車道脇の歩道を歩かされますが、以外にきつい勾配です。小一時間ほどアスファルトの上を歩かされました。
美し森山に着いたのが午前9時丁度。すでに駐車場にあるハイカー向けの土産物屋は開いていて、アイスクリームなどを購入するハイカーも見受けられました。人気のスポットらしく、大きな集団がガイドの後について歩いていました。
美し森山から羽衣沼まではハイカーの世界で、家族連らしいハイカーが多く歩いています。羽衣沼からリフト乗降口まではハイキングの道では無く登山道です。歩いているハイカーもいないようです。
リフトで登ってくる観光客にとっては、廻りに歩ける様な道はなさそうです。賽の河原に赤岳を見るために歩いて来た観光客がいるくらいでした。ただ、残念ながら深い雲が標高2200m付近にあって、赤岳は見えません。
途中、樹林の途切れた岩のピークからは、清里や野辺山の高原の風景が見渡せました。
牛首山までがきつい上り坂で、このピークを越えると平坦な道が赤岳の下まで続きます。真教寺尾根の樹林はシラビソが多くみられ、それにダケカンバとコメツガが混じっています。
標高が2600m付近になると、岩場が始まります。
この標高の辺りは深い雲の中にあったので先が見えませんでしたが、見えていれば赤岳の山頂まで延々に岩場の続いていたのが見えて、少し登高意欲がげんなりしていたかもしれません。
GPS上の地図で見ると、現在位置は赤岳のすぐ近くまで来ているのですが、標高差が200m以上もありました。
当初、岩場はクサリを使わずに登っていたのですが、手がかり足がかりが乏しい岩が現れて、クサリを使わなくては登れない箇所に出合いました。
真教寺尾根の岩場はこうした点でなかなか歯ごたえがあります。後立山連峰の八峰キレットや不帰キレット、あるいは槍穂縦走路の大キレット、奥穂北穂ルートを歩く前の腕慣らしに丁度良さそうに思えます。ただ、真教寺尾根は登りなら登りのみの一本調子の道なので、先に挙げた難所の様に登り下りの道を歩くための腕慣らしにするならば、真教寺尾根は往復するべきでしょう。
赤岳山頂下でキレットからの縦走路と出合い、少し北に進むと赤岳の山頂でした。
土曜日の午後なので、混雑していると思っていたのですが以外にすいていました。山頂には常時5名ほどがいるくらいです。
相変わらずの深い雲の中なので、山頂から頂上小屋の屋根もうっすらと見えるくらいの視界しかありませんでした。
赤岳から文三郎尾根を下って、行者小屋に至ります。
三角錐の形の赤岳の斜面を、ジグザグに着られた歩道を下ります。クサリを垂らすほどの厳しさはありませんが、岩場と言えば言える斜面が随所にあって、登り、下りの登山者が交差するときにここがボトルネックとなって登山渋滞が起きています。
さすが週末の八ヶ岳の人気のルートだけあって、午後3時前後でも登ってくる登山者が多くいます。これらの人は山頂付近にある二軒の山小屋に泊まるのでしょう。
行者小屋は午後3時には、すでにテント場は満杯に近い状態で、赤や黄色などの色とりどりのテントが張られていました。主たるテント場は一杯なので、沢越しの林間の隙間にもテントが張られています。
小屋の前のベンチも自炊の登山者、ビールを片手に持つ登山者などが談話をしていて一杯でした。
行者小屋から美濃戸口までの道はシラビソに囲まれた、沢沿いの道でした。
なだらかな傾斜の道ですが、大きな石がごろごろしていたり、涸れ沢を歩いて見たりします。あまり歩きやすい道とは言えないようです。
午後4時前後というのに、登りも下りも多くの登山者がいて驚かされます。特に、登りは数十名の大きな集団が幾組かいてすれ違いました。行者小屋の宿泊客のキャパシティの大きさが分かります。
美濃戸口の赤岳山荘は、テント場は無く、駐車場の空いたスペースを利用してテント場に代換えしていました。
テント料は1人一張り500円です。