地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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北温泉入口 | 07時09分 | ||
三本槍ヶ岳 | 10時14分 | 185分 | 3時間5分 |
隠居倉経由三斗小屋温泉 | 12時22分 | 128分 | 2時間8分 |
姥ヶ平経由牛ヶ首 | 14時18分 | 116分 | 1時間56分 |
峠の茶屋県営駐車場 | 15時27分 | 69分 | 1時間9分 |
北温泉入口 | 16時04分 | 37分 | 37分 |
一日の歩行時間 |
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8時間55分 |
日付:2014/07/23 |
駒止の滝の展望台の駐車場から北湯まで少し下るので、下った分だけ登り返さなければならないのが、初っぱなから残念だったが、道は歩きやすい。
北温泉の敷地の手前を曲がって沢を渡ると登山道となった。
尾根の上に出るまでは多少急な坂道だが、林道出合を過ぎると楽になる。この辺りの尾根道は、マウントジーンズスキー場の下記運転のゴンドラの乗客向けの遊歩道を兼ねているらしく、とても歩きやすい。ツツジの木が歩道沿いに並んでいるので、5月6月の花の時期には見事だろうと想像できる。
中の大倉山の山頂の北の分岐を過ぎると遊歩道は終わり、登山道となる。
尾根の上は気候が厳しいのかすぐに森林限界を越える。廻りは笹ばかりだ。厚い雲の下に茶臼岳の溶岩ドームが見えるが、登って行くうちに朝日岳の後ろに隠れて閉まった。
中の大倉尾根はこのj期、花の少ない尾根道で、僅かにイワオトギリの黄色い花があちこちで見られただけだった。
清水平の出合に出る辺りは溶岩が冷えてかたまった石がごろごろしているが、ここまで登ってくるとコメツツジの白い花が見られる様になる。
清水平の出合から三本槍ヶ岳までは僅かだ。
中の大倉尾根から三本槍ヶ岳までの花の開花は貧弱だったが、隠居倉に下って行くと、途中の鞍部にチドリの群生があった。
ハクサンチドリは完全に終わっていて、この日見られたのはニョホウチドリとテガタチドリだった。同じ場所に咲いている。
また、登山道の縁には、オニアザミが沢山の花をつけていた。
淡い紫の花を咲かせるヒメシャジンや濃いピンク色の花のシモツケソウなどはこれからが開花のピークらしく、咲いている花よりも蕾の包が多かった。
隠居倉から下ると、ヤマブキショウマやカラマツソウの白い花が見られる。タカネコウゾリナやタカネニガナの黄色い花も登山道の縁を彩っている。
時間の経過が緩やかだったので、三斗小屋温泉から道を右にそれて姥ヶ平を経由する遠回りの道を選んだ。
姥ヶ平は茶臼岳の噴火で樹木が全滅したのが回復途中にあるところで、植物の種類はあまり多くなく、丈も高くない木が目立つ。
ここにはヒョウタン池と呼ばれる水たまりがあって、池越しに茶臼岳を眺められるのだが、夏になってしまうと樹木の葉が池を覆い隠してしまうので、残念ながら茶臼岳を写した池の姿は見られなかった。
牛ヶ首から茶臼岳に登るには時間が不足してきたので、ここで県営駐車場に下山をした。
県営駐車場から大丸温泉までは、車道を縫う様に、ショートカットされた歩道が設けられている。歩く距離が短くて済むので大変にありがたいのだが、車の方は歩道が横断している事に気がつかないので、歩く方で気をつけないと思わぬ事故となりかねない。
大丸温泉からは完全な車道歩きで、北温泉入口まで歩いて登山が終わった。