地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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新甲子遊歩道駐車場 | 06時01分 | ||
甲子山 | 08時52分 | 171分 | 2時間51分 |
坊主沼避難小屋 | 10時05分 | 73分 | 1時間13分 |
三本槍ヶ岳 | 12時12分 | 127分 | 2時間7分 |
清水平・北温泉分岐 | 12時34分 | 22分 | 22分 |
那須甲子青少年自然の家 | 15時56分 | 202分 | 3時間22分 |
那須甲子青少年自然の家(道迷い) | 16時19分 | 23分 | 23分 |
国道289登山口 | 16時38分 | 19分 | 19分 |
新甲子遊歩道駐車場 | 16時53分 | 15分 | 15分 |
一日の歩行時間 |
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10時間52分 |
日付:2014/07/28 |
西郷村の新甲子遊歩道の駐車場に車を止めて歩き出すと、すぐに車止めのゲートが閉じていて、道路欠落のために通行止めと書かれていた。去年の通行止めは解除されていると思っていたが、それは甘かった様だ。
最も、この日は休日で工事は休み、車と違って徒歩なら通れるだろうと先に進むと、路面欠落箇所を巻く様に歩道が設けられていて、無事に大黒屋までたどり着けた。
登山口は大黒屋の駐車場の奥にあって、泊まり客が散策をしていた。
沢に架かった橋を渡ると登山道となる。
地元の人らしい三人組の登山者と抜きつ抜かれつしながら甲子山に登って行く。
尾根の上に出るまでは急斜面にジグザグを切った道を歩き、尾根の上に出ると、なだらかな道に変わる。
登りの斜面に?があって、ここには神社らしくスギの大木が沢山あった。
甲子山は樹木に覆われていて眺望あるのか無いのか分からなかったが、着いたとたんに雨が降り出してきたので、カッパを着るのに忙しかった。
地元の人と話をしたが、この先にある赤崩山(甲子旭岳)は足場が崩れかけた道の悪い山だそうで、過去には死傷者も出しているらしい。手持ちの地図には縦走路は赤崩山を巻いて着けられていた。
甲子山から坊主沼避難小屋までは藪を漕ぐ箇所もあったがしっかりとした道となっていた。入山者の少なそうな道だったので猛烈な藪漕ぎも覚悟していたのだが、杞憂に終わったと安心をしていたら、坊主沼避難小屋から南の区間が藪漕ぎだった。
坊主沼避難小屋からしばらく南の区間は、斜面に生えた根曲がり竹を刈り払って作られた道で、竹が滑って足元がふらつく。うかつに足を滑らせて転倒でもしようものなら、切られて尖った竹が体を傷づける。一度足をすべ足せたときには、竹の切り節が目の下の頬に当たって危うく失明をするところだった。
この悪いルートは最近切り開かれたものの様だ。
根曲がり竹の区間を過ぎても道の悪さは変わらず、まっすぐ歩いていても木の枝や笹藪が邪魔をしていて、道が見えない。
もっとも頭上を音を立てて風が通っているので、もし森林限界を越えた茶臼岳-三本槍ヶ岳区間の様な吹きさらしだったらとても歩けなかったろうと想像もする。
あまり花のなさそうな稜線だったが、珍しくホツツジの群生が見られた。花の時期には早すぎた様で、殆どが蕾だったのが残念だが、ミヤマホツツジの群生は割と見慣れていたが、その低山形のホツツジの群生は初めて見た。満開の季節に来れば見事だろう。
三本槍ヶ岳の山頂は雲の中で、猛烈な横風に雨が混じっていてとても休憩は出来なかった。
三本槍ヶ岳を下って清水平の分岐に下ると、風が遮られるらしく、過ごしやすくなった。稜線から赤面山に下って行くと、赤面山は雲高よりも低いらしく、山容が全て見えた。ところどころに登山道が見える。
前岳までは笹藪を切り払った歩きにくい道だったが、前岳を過ぎると樹林の中の道となって歩きやすい。
赤面山は山頂だけが森林限界を越えていた。噴火で出来た山らしく、山頂には溶岩の冷えてかたまった岩が露呈していた。
赤面山から青少年自然の家まで歩きやすい道が続くが、パノラマ展望台の分岐の前後から登山道なのか踏み跡なのか分かりかねる小径が多数分岐していて、とうとう道を間違えたりしてしまった。
山と高原の地図の「那須・塩原」には書かれていなかったが、青少年自然の家でいったん車道に出てから、ハイキングコースに入り直す箇所が分からずに少し迷ってしまった。
ハイキングコースとは言うものの、那須岳近辺の登山道よりも足場の悪い道で、ハイキングシューズで歩くのは大変だろう。
国道を横切って出発地点の駐車場に戻ると、車が多数止まっていた。以外だが、新甲子遊歩道を歩くハイカーが多くいるらしい。