武尊岳の登山で右膝を痛めてしまい、一月ほどリハビリを行っていました。
登山で痛めた膝というのは、日常生活では痛みが出ないので、膝が完治したかどうかは、実際に山に登ってみないと分かりません。十数階建てのビルの階段を二往復、三往復しても痛みは出ないのです。
以前にトムラウシ山に登ったとき、左膝を壊してしまい、下山で大変な苦労をした経験があります。それに懲りていたので、今回のリハビリ登山では、万一、右膝が完治していなくで、下山の時に痛みが発生した場合には、ロープウェーで降りられる谷川岳を選びました。
国土地理院の地図を見ると、西黒尾根から谷川岳に登り、山頂からは天神尾根からロープウェーの天神平駅まで歩けば済むので、楽な行程であることが分かりました。
実際に歩いて見ると、西黒尾根は急坂道で途中に岩場があってクサリ場があったりしましたがたいしたことはなく、天神尾根は木道が整備されている遊歩道でした。
気になっていた右膝の痛みは全くなかったので、ロープウェーを使わず、平行して下っている田尻尾根の道を利用して土合に下りました。