標高1320mの牧ノ戸峠から久住山(1785m)を目指しました。
標高差はわずかです。
登山と言うよりもピークを上り下りするハイキング的な一日になりました。
牧ノ戸峠から登山道を上ってゆくと、九重連山が雲海の上に浮かんでいることがわかりました。雲海の上を歩くことはいつでも気持ちのよいものです。
九重連山は活火山の山なので、樹木が山頂付近にはありません。そのおかげで大きな展望が、全ての登山道から楽しめます。
入山して最初に現れるピークが星生山です。次が最高峰の久住山、東に稲星山があります。
歩いて見ると、火山性の溶岩台地の上に、噴火で出来たピークが幾つも乗っかっているような印象です。ピークのあいだには火口湖があって、風景に湿度を与えています。
登山シーズンに登れば、山肌を覆っている草は青々としているのでしょうが、11月中旬は枯れた代赭色をしていて、九重連山全体が荒涼とした山に見えます。
5月から6月にかけて、この活火山が、山全体がキリシマツツジでピンク色に染まるというのは、写真を見ていなければ信じられないことです。