日本百名山の一座の大雪山は狭義の大雪山を指し、現在では表大雪と呼ばれることの多いエリアです。北海道の最高峰の旭岳と御鉢平を囲んでいる北鎮岳や白雲岳、高根ヶ原の溶岩台地を含みます。
表大雪の主峰の旭岳は活火山で、盛んに水蒸気を吹き出しています。もともとはもっと高い山だったのですが、地獄谷を作った大噴火で山頂が山体崩壊をしてしまい、標高が大分低くなって仕舞いました。
ロープウェーで姿見ノ池まで移動できるので、旭岳温泉の湯治客や観光客が旭岳までは登ってくるようです。山頂はお盆を伏せた様ななだらかな球形状です。旭岳温泉から天女ヶ原を通って姿見の池まで至る登山道もあります。
北鎮岳は御鉢からアプローチするのが最も距離が短いですが、愛山渓温泉からも登山道が延びています。旭岳の山頂に比べて狭くなっています。御鉢平を眺めるのには一番の場所です。
黒岳は表大雪では唯一の有人の山小屋のあるところです。層雲峡からロープウェーが伸びていて手軽に頂きに発つことが出来ます。北峰の北大雪の山並みを一望できます。
白雲岳は御鉢平から少し離れたところにあります。噴火口の底が平らで競技場のようです。山頂は岩の積み重なりで、眺望が得られます。
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