石狩川の源流域と音更川の源流域に挟まれた山域です。縦走路があるのは石狩連峰だけですが、ニペソツ山、ウペペサンケ山がこの山域に含まれます。音更川の東岸の東西のクマネシリ山も含みます。
ニペソツ山は石狩連峰の南の端コルを越えたあたりにあります。山容は半独立峰で、アルペン的な鋭い頂を持っています。登山ルートの入口は十六ノ沢林道ルートと幌加温泉ルートがあります。主に利用されているのは十六ノ沢ルートですが、駐車場が10台程度しか止められるスペースがなく、殆どの登山者の車は林道の路側に止めています。
前天狗から樹林地帯を抜け岩の道となります。ナキウサギが住んでいる様で運が良ければその姿を見ることが出来るでしょう。天狗岳からニペソツ山の山頂がようやく姿を現します。その景観は見事としか言えません。天狗岳からヤセ尾根を通ってニペソツ山の頂きに向かいます。
ユニ石狩岳は東大雪の北端にある山です。登山口は二つあり十勝三股コースと由仁石狩コースです。どちらのコースを選んでも十石峠で合流します。十石峠からの勾配は急で登りゴタエのあり、所要時間は登り1時間ほど、下り30分程度です。山頂から周囲の山並みを一望できます。
音更山は単独で登られることの少ない山です。石狩岳を経由した縦走登山でその頂が踏まれることが多いようです。この山の頂からの眺望もすこぶる良好で、手を出すと届きそうなくらいに近く見える石狩岳が眼前に広がり、表大雪の主要な山塊も一望できます。
西クマネシリ岳は国道273を挟んで石狩岳と対峙している山塊です。登山道が設けられているのは西クマネシリ岳の他にピリベツ岳、クマネシリ岳があります。西クマネシリ岳の登山道は国道273から三の沢林道を入った所にあります。登山口から中腹までは廃道となった林道を歩きます。山頂は森林限界を越えているので眺望が得られます。音更川を挟んだニペソツ山が印象的です。
ピリベツ山は西クマネシリ岳の登山道から分岐して登ります。ブッシュのひどい道で手入れはされていないようです。山頂も樹木に覆われていて、眺望も得られません。
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