国内で長大な山脈の中では、唯一、整備された登山道のないのが日高山脈です。縦走をするには夏期は無理と言われていて、這松や灌木が雪で隠される冬期にのみ可能と言われています。
幌尻岳(ぽろしりだけ)は日本百名山の一座で、日高山脈の最高峰です。カールの多い山で七ツ池カールが最も有名です。他にも北カール、東カールなどがあります。
登山道は平取町側と新冠町側のルートが一般的に利用されています。平取町ルートは林道の通行規制がなされているため、車での入山が出来なくなりました。平取町営業の宿泊客しか運ばないシャトルバスが運営されているので、平取町で一泊1、幌尻山荘で一泊、計二泊をしないと登れない山となってしまいました。また、平取町コースは額平川を十数回徒渉しなければならないので、登山靴の他に沢歩きのシューズも必要です。幌尻山荘は素泊まりのみの山小屋のため(管理人は常在)、食料は持参する必要があります。
幌尻山荘を出発すると樹林帯をジグザグに登ります。結構な急勾配です。この坂道はカールの縁に登る為に急になっているのです。稜線に出ると森林限界を越えて眺望が開けます。一面のハイマツです。
戸蔦別岳(とったべつだけ)は幌尻岳からカールの稜線を伝えばすぐにたどり着ける頂です。幌尻岳からの所要時間は1時間半から2時間ほどです。時間に余裕があればぜひ頂を踏んでいただきたい一座です。山頂はハイマツに覆われています。眼下にはトッタベツ沢の鋭い谷やカールが見られます。
北戸蔦別岳は戸蔦別岳から1時間から1時間15分ほどかかります。往復をしなければいけないので時間と体力と相談をして登頂してください。北戸蔦別岳山頂から振り返ると戸蔦別岳や1881峰の稜線が見られます。鋭いカミソリの様な稜線でカールの縁を歩いて来たことが分かります。
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