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鳳凰山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)・夜叉神峠(山頂)

鳳凰山に登るルートは多数あります。韮崎市の青木鉱泉から登るルートが多く利用されています。ここでは夜叉神峠から鳳凰山へ至るルートとアサヨ岳から登るルートを紹介します。

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北沢峠から仙水峠に登って早川尾根を歩きます。斜度がきつい坂道です。足だけで登れるのは栗沢山までです。栗沢山は岩の頂で眺望がすこぶる良いです。四方が見渡せます。北に甲斐駒ヶ岳、西に北岳だけが見られます。栗沢山を過ぎると、岩の道となり、高さは低いものの、垂直に近い岸壁を上ったり下ったりします。クサリ場は一カ所もありませんから、自分の腕と足が頼りです。アサヨ峰が最後のピークで、これを過ぎるとなだらかな下り坂の道で、早川小屋まで一気に歩けます。
早川小屋は樹林の中あり、築年数はずいぶんと立っているようですが、小綺麗にされています。トイレもくみ取り式ですが、便器は真っ白で黄ばみがありません。テント場は小屋の前の広場で、10張りほど張れそうです。水場は小屋から100mほどのところにあります。
早川小屋を少し歩くと広河原峠に出ます。広河原峠から小ピークを越えると、また下り、白鳳峠になります。広河原峠も白鳳峠も広河原から登ってくる道ですが、今は利用されていません。白鳳峠からは本格的な登り道となります。
鳳凰山は、別名は鳳凰三山と呼ばれ、地蔵岳、観音岳、薬師岳の三つのピークの総称ですが、実際に歩いて見ると、手前の高嶺も顕著なピークで、高さは地蔵岳(2764m)よりも高い2778mもあります。古い記録には、鳳凰山は薬師岳と観音岳を指し、地蔵岳は独立した山とされていた様ですが、それが実際の山容に一番近いように感じます。北岳から見た鳳凰山は、薬師岳と観音岳はどこがピークかわかりにくいなだらかな頂を持っていて、離れた所に地蔵岳のオベリスクが立っています。オベリスクの左に高嶺のピークがあります。地蔵岳は早川尾根の縦走路から少し離れたところにあるので往復をして登ります。オベリスクにはロープが垂れていて、登ろうと思えば登れるようです。赤抜沢の頭から一度降って観音岳に登り、後は薬師岳まで勾配のほとんど無い稜線を歩きます。

夜叉神峠からの登山道は急勾配のジグザグを切った道です。夜叉神峠小屋は人気の高い小屋だそうで、予約客で一杯で当日の飛び込み客はお断りすることもあるそうです。夜叉神峠から薬師岳まで一本調子の登り坂が続きます。わずかに南御室小屋の先に下り道があるだけです。薬師岳から観音岳までは殆ど高低差がありません。地蔵岳だけが少し離れた所にあって赤抜沢の頭から一度降って登り直し地蔵岳へと向かいます。地蔵岳はオベリスクと呼ばれる巨大な岩が立っています。

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鳳凰山

鳳凰三山は名前の通りに、地蔵岳、観音岳、薬師岳の3つのピークがあります。地蔵岳にはアラベスク(地蔵仏)と呼ばれる巨岩があります。観音岳から薬師岳にかけては花崗岩が風化した白い砂で覆われたなだらかな稜線となっています。

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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