白根三山の最奥の山です。標高3190mの高峰です。単独で登られる事の無い山で、北岳から南下して白根三山縦走として踏まれるか、北岳山荘や北岳肩ノ小屋からピストンする登山者が殆どです。
北岳から間ノ岳までの稜線はのびのびとした気持ちの良い尾根道で、晴れていたこの日はすばらしい景観も楽しむことが出来ます。多少の登りは中白根岳までで、北岳山荘から中白根岳に登ってしまえば、後は間ノ岳まで緩やかな上り坂があるだけです。
中白根岳を越えて間ノ岳の山頂まで10分ほどの距離のところで、雷鳥の親子連れに出会いました。北アでも南アでも雷鳥は人を恐れません。人が雷鳥に危害を加えないと言うことを知っているからでしょう。すでに晩夏で、雛鳥は親鳥の身体の2/3ほどに成長しています。羽毛も産毛ではなく、親鳥と同じ色をしているので、遠目には親鳥と雛鳥の区別が付きにくくなっています。愛嬌なのは、大きく親鳥と同じ羽毛の雛鳥が、鳴き声だけは「ピヨピヨ」と鳴くことです。親鳥は雛鳥がはぐれないように「コォーコココォーココ」と小さく鳴いています。
間ノ岳の頂はのっぺりとした広々とした空間で、霧や豪雨の時には道に迷いそうです。ケルンなどの目印もありません。風が強いときは吹き飛ばされそうになります。間ノ岳から南下すると三峰岳へと至ります。
3055mと3000mを超えるピークですが、北岳と間ノ岳の間にある小突起のために山という印象の薄いピークです。6月下旬から7月上旬にかけてはハクサンイチゲで山稜が真っ白に染まります。雷鳥の親子が見られることもあります。
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日本第4位の高峰です。氷河の削った後の圏谷(カール)を東がわの斜面に持っていますが、山頂や登山道からは影になっていてよく見えません。登山者で立錐の余地も無い北岳に比べると、間ノ岳まで足を運ぶ登山者は少なく、山頂では静かな時間を過ごせます。
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