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光岳・易老岳・茶臼岳(山小屋)

上河内岳を南に下って行くと樹林と湿地の尾根道となります。樹林の中の道は光岳まで続きます。上河内岳から茶臼岳までの区間は標高が高いので樹木の発達が抑えられているらしく、景観はすっきりとしています。茶臼山の頂は岩峰です。南にイザルヶ岳と光岳の頂がひとかたまりとなって見えます。

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茶臼岳(標高2604m)を下ると、仁田池があり、その先に仁田岳が派生する尾根の分岐があります。仁田岳(標高2524m)は主稜線から東に派生した尾根なので、南アの主稜線の峰峰を眺望するのには良い位置を占めています。登山道の大半はハイマツに覆われていて、ハイマツを漕がないと前に進めません。仁田岳の分岐を過ぎると、一度深く下ります。下りきると本格的な樹林帯となり、湿地が点在していますが、木道が整備されているので、足を取られることはありません。
易老岳(標高2354m)は、茶臼岳から南下してくる時は小突起で、わずかに登ると頂です。樹林の中の頂で、易老渡からの道との分岐とピークの三角点は10mほど離れていますから、分岐を通るときに、ピークを見落とす人は多いでしょう。易老岳を過ぎると、だらだらとした下り道で、易老岳と光岳の鞍部まで下ります。途中、湿地が点在していて、ここには木道はなく、油断をしていると足を取られます。下りきると、一転して石がごろごろした沢のような急坂道を登ります。いつまでかかっての終わらない登り道で、そろそろあごが出てくる頃に、樹木の間から青い空が先に見えてきます。縦走路から少し離れたイザルヶ岳の広々とした頂を往復してから、光岳へ向かいます。
光岳の山頂は一登りでつきましたが、樹林の中の頂で眺望はありません。10mほど先に旧御料局の三角点があり、ちょっとした展望台となっています。光石は山頂からずいぶんと下ったところにあります。南アの登山道らしからぬ土と木の根の多い道で、奥多摩辺りの標高の低い道と雰囲気がよく似ています。光石の下りの間に加加森山や池口山への道の分岐があります。光石は縦横に割れ目の入った巨岩で、上に登ることが出来ます。

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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