秩父山脈縦走路の中心部です。甲武国境の三つの峠を含みます。
雲取山から三条ダルミを経て飛竜山(標高2069m)へと西進します。コルに下ってから飛竜山へと登り返します。飛竜山はアズマシャクナゲの一大群生地です。飛龍山を越せると石で築かれた堅牢な道を通ります。
将監峠(標高1806m付近)にはテント場と水場があります。標高1883m付近に山ノ神土の分岐があり和名倉山の道が分岐しています。唐松尾山(標高2109m)は樹林の中の頂なので眺望はありません。この先は尾根の南側の明るい斜面を歩きます。笠取山(標高1953m)からは急峻な下り道となります。縦走路の分岐から15分下った所に笠取小屋とテント場があります。水場も近くです。
笠取山の麓にあるのが雁峠です。この峠は丹波山から登ってくる道はあるのですが、秩父に抜ける道がだいぶ昔に無くなっています。なかなか景色の良いところです。雁峠を過ぎると標高2000mを越えるまで一途の上り坂です。かなり急な斜面をジグザグを切って登ります。
雁峠から登ると最初のピークが燕山(標高2004m)(つばくらやま)。狭い頂上部に小さな盛り上がりが幾つかあってどれが最高所かわかりにくい頂です。燕山から先も登り道です。坂道にうんざりしてきた頃にひょっと現れるのが古礼山(標高2112m)の頂への道と巻道の分岐です。登り口にベンチがあったりしますが頂の樹林はまばらで富士山や足下に広がる山並みを見ることが出来ます。古礼山から先の道は踏み跡程度の急坂となります。人が登っている頂には見えません。古礼山の北側の踏み跡を下ると鞍部に出ます。すぐに登り返し水晶山(標高2112m)の頂に到着です。古礼山から水晶山(標高2158m)までのアップダウンはわずかでした。この頂も樹木に覆われていて眺望は無し。立派なベンチが三つほどあるだけです。水晶山を下ってゆくと次第に樹木がまばらとなりやがて笹藪の稜線のうえにでます。稜線が視界を遮っているのですが進むにつれて開けてゆきます。開けきったところが雁坂峠です。北側は樹木で視界がありませんが、南には眺望が得られます。
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