地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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朝日鉱泉 | 05時32分 | ||
鳥原山分岐 | 08時19分 | 167分 | 2時間47分 |
大朝日岳 | 10時55分 | 156分 | 2時間36分 |
朝日川登山道経由朝日鉱泉 | 16時43分 | 348分 | 5時間48分 |
一日の歩行時間 |
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11時間11分 |
日付:2010/08/10 |
朝日鉱泉までは何度か訪れたことがあるのですが、朝日鉱泉から鴨沢に抜ける道がいつ来ても通行止めだったので引き返していました。
今回は、朝日鉱泉が登山口となる朝日岳登山が目的なので、通り抜ける必要がありません。朝日鉱泉が終点です。
朝日鉱泉の横にある駐車場に車を止めて、鳥原山を目指して登り始めました。
朝日川の吊橋を渡ると清水がわき出ています。柄杓がおいてあって、水場となっています。
その先に少し進むと分岐があります。
分岐を尾根の方に上る道が鳥原山の道です。
尾根に取り付くまで、急峻な斜面をジグザグに登って行きます。薄暗い道ですが、登り切ると一度金山沢に下ってから明るい尾根道に変わります。
鳥原山の手前には湿原があり、木道がしかれています。
湿原の向こうに小さく鳥原小屋が見えますが、登山道からは少し離れているので、立ち寄らずに先を急ぎます。
鳥原山から小朝日岳までは稜線歩きの道です。
森林限界を越えたとは言えない稜線ですが、丈の高い樹木は少ないので、見晴らしがききます。
稜線にはアザミやハクサンボウフウ、ニッコウキスゲなどが花を咲かせていました。
小朝日岳に登って行くと、灌木がハイマツと代わり、森林限界を越えたことが分かります。
ただ、残念なことに、標高が高くなるにつれ雲が湧いてきて、視界を隠して行きます。
大朝日岳の頂まで、見通しのよいハイマツの稜線が続きます。
足下にはミヤマリンドウやマツムシソウが淡い紫色の花を咲かせています。
山頂の手前の分岐に大朝日小屋の総二階の建物があります。
分岐から山頂までは過ぐです。
山頂にはもちろん樹木は無く、北西の寒河江山に連なる稜線が見えるのですが、雲が途中から先の景観を隠してしまいました。
大朝日岳から東に急な尾根の上に道が延びています。
朝日川登山道です。
地図で見る以上の急坂道で、下りだったからよいものの、登ろうとすることを考えるとぞっとする様な道です。
それでも下りの坂道は半分くらいで終わり、後半は朝日川の上流に沿って歩く道になります。
沢に降りる手前まで、見晴らしのよい稜線の上を歩くので、雲が無ければ景観を楽しめる道だったでしょう。
朝日川の流れに降りられる箇所が点在していたので、持参した水が温くなったので、沢水を汲んで飲もうとしたら、沢の岩の苔に足を滑らせてしまい、危うく沢に落ちかけました。
入山の時には気にもとめなかった朝日鉱泉の建物でしたが、下山の時にしみじみと見ました。
黒い板で覆われた、ちょっと不思議な雰囲気の木造建築でした。機会があれば一泊してみたくなる宿に思えました。