第1日目 みずがき山荘-瑞牆山-金峰山-大弛峠

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行程

地名到達時刻所要時間
みずがき山荘09時18分
富士見平10時00分42分42分
瑞牆山11時06分66分1時間6分
富士見平12時24分78分1時間18分
大日岩分岐13時57分93分1時間33分
金峰山16時01分124分2時間4分
大弛峠18時33分152分2時間32分
一日の歩行時間
9時間15分
日付:2012/06/23

山行記

瑞牆山

みずがき山荘から富士見平まではきつい坂道で、日帰りの軽装備の登山者に次々と抜かれてゆきます。全員に抜かれたのではないかと思うほど。
みずがき荘からの登山道は途中で林道を横切りますが、この林道の一般車の通行は禁止されている様です。

富士見平で荷を下ろし、カメラと水500mlを持って登ってゆくと、先ほど追い越していった登山者を逆に追い抜いて行けます。16kgの荷物がこれほど歩く速度を遅くしていたことを改めて知りました。

瑞牆山の登山道は、富士見平から一度沢に降りて徒渉をしてから登り始めます。不思議な景観の道で、巨岩が森林の中に林立しています。傾斜は急で、所々は岩場と言ってよい道になっています。ハイカーや初心者らしい登山者の渋滞が起きていました。

山頂下にアズマシャクナゲの群生があります。飛龍山などで見られるアズマシャクナゲの花よりも濃いピンク色です。

以前に瑞牆山に登った時は、夕方だったので山頂には誰もいなかったのですが、この日は梅雨の中休みの週末の午前中で、人があふれていて休む場所も見つけられないほどでした。
座る場所も見つからないので休憩はせず、岩だらけの山頂を右に左に行って写真を撮るだけ撮って下山しました。

高曇りなので遠景は効きませんが、金峰山や小川山などを見ることが出来ました。

下りでは、登山渋滞が発生していて、山頂直下のハシゴや縄のところでだいぶ待ち時間を食ってしまいました。

金峰山

富士見平に戻ると、10幾つのテントが張られていました。
まだ12時過ぎというのに驚きです。
今日、瑞牆山に登り、明日は金峰山に登ってから帰るのでしょうか。
そう言うのんびりとした山旅もあるのかと、気がついた次第です。
女性用のトイレで渋滞が発生していました。登山者の多いことが改めて分かります。

大日小屋にも幾張りかのテントが設営中で、こちらは明日、金峰山に登ってから川端下に下山するのでしょう。

瑞牆山に比べると、こちらから金峰山に登る人は少ないようですが、それでも20、30名の登山者とすれ違いました。
また、金峰山小屋に泊まると思われる、軽装備の登山者を山頂までの間に多数追い越しました。この夜の金峰山小屋の混雑が忍ばれます。

大日岩の下の分岐まで、ちょっとした岩場があり、クサリが垂れ下がっています。悪い岩場ではありませんが、雨が降ったりすると滑ってそれなりの緊張感を持って登らないと危険です。

金峰山から派生してくる稜線の上に取り付くまでが急勾配の坂道で、稜線の上に出ると道は多少楽になります。
稜線の上に出る箇所は岩のピークで、視界が広く眺望が楽しめます。数組の登山者が休憩を取っていました。

金峰山の山頂とその前後の標高は2500mを越えているので、高山植物の花が見られます。このときは、コイワカガミ、ミネズオウ、コメバツガザクラの花が咲いていました。

ほぼ予定通りに金峰山に着き、3度目の山頂で、始めて眺望を得られました。五丈石を見たのも初めてです。
昨年、縦走した金峰山から大日岩、小川山の稜線がはっきりと見え、歩いた跡が分かったのが収穫です。

大弛峠

金峰山から大弛峠までの道は、一高一下する道です。金峰山から鉄山に下ると、後は登る時も下るときも、所要時間に大差は無くなります。稜線はオオシラビソに覆われていました。

朝日岳を越えて大弛峠の山小屋に着き、テント泊の受付を済ませます。
ここのテント場も多くのテントが張られていて、テントサイトの半分は埋まっていました。梅雨の中休みの週末と言うことで、多くの登山者が訪れたようです。
ここにテントを張っている人の大半は車で上ってきているので、食べ物や調理器具が重装備です。とても背負って歩けないようなものばかり。
鍋や焼き肉を調理してつついている人が多くいます。こういうテント泊も面白そうだと気づかされました。

地図

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