地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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駒ヶ池バス停 | 10時15分 | ||
空木岳登山口 | 10時22分 | 7分 | 7分 |
林道の終点 | 11時29分 | 67分 | 1時間7分 |
池山山頂 | 12時40分 | 71分 | 1時間11分 |
空木平分岐 | 16時03分 | 203分 | 3時間23分 |
空木平避難小屋 | 16時23分 | 20分 | 20分 |
一日の歩行時間 |
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6時間8分 |
日付:2012/08/25 |
中央線の列車の接続はすばらしく、ほとんど待ち時間無しで駒ヶ根駅まで運んでくれます。駅に降りると駒ヶ岳ロープウェー乗り場行きのバスが発車準備を終えて待っていました。駒ヶ根駅から駒ヶ池までは約20分ほど。バスは長い坂道を登って行きます。
駒ヶ池のバス停には長いバス待ちの行列が出来ていました。
バス一台では先頭の人が漸く乗れるだけ。長い行列はほとんど減りません。駒ヶ池にあるマイカーの駐車場に車を止めた人たちが、駒ヶ岳ロープウェーに乗るための行列でした。100人くらいの人が列を作っていたでしょうか。
バス停からスキー場に向けて車道を歩くと、空木岳登山口と書かれた大きな木製の標識が現れます。ここから池山尾根の登山道が始まります。
最初はスキー場の駐車場まで通じている車道を横切ったり、スキー場の整備用の林道を横切ったりして登って行きます。
やがてスキー場の上端を越えると、空木岳登山道をショートカットできる林道が現れます。電車とバスという公共機関を使う登山者以外は、大抵、この林道を車で上ってから歩き始めます。わたしも、前回、空木岳を往復したときにはそうしました。
林道の終端にトイレと東屋と20台から30台は止められる駐車スペースがあるのですが、1台も車はありません。林道の途中のコーナーなどのスペースに無理矢理車が止まっていたので、終端まで車は入れない様です。
駒ヶ池バス停から林道の終端までは1時間を少し上回る程度でたどり着けます。
林道の終端唐が、本格的な登山道となります。
登山道を上り始めてから気になっていたのが、用意してきた水の量です。駅か駒ヶ池で水を補充するつもりだったのですが、バスの発車時刻などの関係で水を手に入れられませんでした。
以前に空木岳に登ったときに、池山避難小屋の十字路にこんこんとわき出ている水場があったので、そこで水を補充するつもりでした。
水は池山避難小屋の十字路の水場で補充できたので問題は無かったのですが、途中の行程を勘違いしてしまい、登らなくても良かった池山に登ってしまいました。これは、前回も池山に登っていたから起きたことです。
前回は、下山時に水を補充してから池山を経て下山したのですが、順序だけを記憶していたので、「水を補充、次いで池山登山」と思い出してしまい、登山道の分岐でためらわずに池山への急登路を登り、池山を経てから十字路にたどり着きました。1時間近い時間のロスです。
分岐から池山まではなかなかの急登路で、池山尾根の登山道の中では、空木岳山頂直下の上り坂に次いで厳しい道です。
池山の山頂は、以前には木が刈り払われていたらしく、山頂から見える山容を解説した版が建てられているのですが、今は木が繁栄していて眺望は木曽駒から将棋頭山にかけての尾根が若干木の枝をすかして見えるだけです。
池山避難小屋は、営林関係者が利用する小屋らしく、二階建ての立派な小屋です。小屋の前にある水場は枯れてしまっていましたが、下の十字路の水場まで数分の距離なので、実用上の問題は無いでしょう。
水場の水は冷たく実においしい味でした。
池山小屋の十字路を過ぎてしばらく進むと、岩場の難所にかかります。
点々と梯子やクサリのかかった岩場が現れますが、特に危険な箇所はありません。でも、岩場が初めてという登山者の肝を冷やすには十分でしょう。
針葉樹に岳樺の混じった混合林で、樹木は繁栄していますが、晴れて入れば森の下の登山道は明るい雰囲気で、「鬱蒼とした」と言う表現は当たりません。
トリカブトの紫の花や、キオンの黄色い花、トウヒレン薄紫の花がちらほらと見られますが、樹林帯なので、花の数は少なく、あまり花は楽しめません。
登り勾配の少ない道で、池山から空木平までの標高差もわずかしかありません。
空木平の分岐を左に折れると下り坂となり、15分ほどで空木平避難小屋にたどり着きます。分岐から小屋までは高山植物が多いところで、ざっと見ただけでもハクサンフウロウ、ミヤマホツツジ、オンタデ、ミヤマキンポウゲ、マルバダケブキ、ミヤマアキノキリンソウなどの花が見られました。
週末と言うことで、空木平避難小屋には10名ほどの先客がいました。
小屋のキャパシティは16名ほどのようですが、遅く来た登山者は、混んだ山小屋を敬遠して、小屋の周りにテントを張り始めました。満室で小屋に泊まれないならやむを得ないですが、十分に余裕のある小屋を避けて、禁止されているテント泊をする感覚は理解できません。