後立山連峰の最北端の山が朝日で標高は2418mです。栂海新道(つがみしんどう)は地元の有志が設けた登山道で、朝日岳から日本海側の親不知海岸まで通じる道です。途中には白鳥小屋、栂海山荘の山小屋があります。
北アルプスの中でも人気の高い白馬岳は花の山と呼ばれます。お花畑は中腹から合計四つあり、季節に応じた花を咲かせています。白馬三山と呼ばれることもある杓子岳、白馬鑓ヶ岳が南に連なっています。雪倉岳は白馬岳の北に大きな根張りの山です。白馬三山は長野県と富山県の境に聳え、雪倉岳は新潟県と富山県の境に聳えています。運が良ければ雷鳥の親子に出会えるかもしれません。
後立山連峰の内、ゴンドラリフトがありアプローチしやすいのが標高2696mの唐松岳です。標高2814mの五竜岳はどっしりと構えています。どちらの頂きも岩峰で眺望はすこぶる良いです。五竜岳は日本百名山の一座です。
劔岳は3000m峰(標高は2999m)としては最も登頂が困難な山として有名です。カニのヨコバイ、カニのタテバイなどの難所があります。登山道は岩の道を登ります。登山道は幾つかあります。日本百名山の一座です。
美しい山岳景観を持つ標高2889mの双耳峰の鹿島槍ヶ岳、三つのピークを持つ標高2670mの爺ヶ岳、五色ヶ原から見ると根張りの大きな立派な標高2821mの針ノ木岳を含むエリアです。鹿島槍ヶ岳は日本百名山の一座です。江戸時代、富山藩(金沢前田家の支藩)の山回で立山の後ろにある山が後立山とよばれ、その山が鹿島槍ヶ岳であることが分かりました。明治時代以降に山岳登山が盛んになってくると後立山連峰の名前が生まれました。
立山は主峰が富山県にある名峰です。日本百名山の一座です。標高3003mの主峰の雄山、最高地点の大汝山(標高3015m)、剣山が圧倒的に見える別山(標高2880m)、浄土山(標高2831m)があります。登山を道北に取ると剣岳、南に取ると獅子ヶ岳、ザラ峠、五色ヶ原へと至ります。立山の西に広がる弥陀ヶ原は活動的な活火山です。今も地獄谷は噴煙を上げていて時折入山規制がされています。
北アルプスでも最も人里から離れた地域です。針ノ木峠を堺にした南のエリアです。蓮華岳、北葛岳(きたくずだけ)、舟窪岳、不動岳、南沢岳、烏帽子岳、野口五郎岳を含む稜線です。
標高2922mの大天井岳(おてんしょうだけ)は単独では登られない山です。槍ヶ岳から東鎌尾根を通り常念山脈の北か南に通り抜けるルートや常念岳から大天井岳を越え燕岳へと進むルートが一般的です。燕岳(標高2763m)は北アルプスでも人気の高い山で山頂下にある燕山荘(えんざんそう)は常にごった返しています。テント場は狭く早着しないとテントが張れません。餓鬼岳は忘れ去られた様な山で、山小屋があるものの登山者は殆ど見かけません。
黒部五郎岳はカールの頂点にあります。標高は2840mです。山頂から氷河が削り取った跡が際立った特徴と言えます。山頂へ立つには新穂高温泉から入山すると、二つのルートがあります。一つはカールの縁を歩くルート、もう一つがカールの底を歩くルートです。
岳人憧れの槍ヶ岳を中心としたエリアです。日本のマッターホルンと言われる槍ヶ岳のすくっと立った姿は印象的で、北アルプスの一大景観でしょう。槍ヶ岳からは道が四筋出ています。北鎌尾根はロッククライマーの世界です。
北アルプスの東側に連なる常念山脈の南側、登山口となる島々と島々谷、大滝山、蝶ヶ岳、常念山、常念乗越を含むエリアです。常念岳の登山道は複数あります。常念岳は日本百名山の一座です。
上高地や大正池から西の空を見上げて盛んに噴気を出している山が焼岳です。登山口は三つあり、北側からのアプロートは中尾温泉です。南側の登山口は上高地です。もう一つの登山口は安房峠です。焼岳は日本百名山の一座です。
北アルプスの範囲に含まれるのが気の毒くらい裾野が広やかで秀麗な成層火山の乗鞍岳(標高3026m)です。山頂直下まで車道が延びているので3000m峰の中では最も楽に頂を踏める山です。日本百名山の一座です。
乗鞍岳は活動的な活火山です。約9200年前に火砕物の噴出があり、約2000年前には恵比寿火山が噴火しています。
御嶽山は北アルプスの最南端にある成層火山です。活発な活動をしている活動的な活火山です。約9500年前に北の三ノ池火口から溶岩が流出しています。約5600年前には五ノ池火口から火砕流が西峰に流出しています。約4500年前には剣ヶ峰東側の黒岩火口から大規模な水蒸気噴火が起きています。直近では多くの犠牲者を出した2014年の水蒸気噴火があります。
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