標高ゼロメートルの海岸線に高山植物の咲くことで知られている礼文島には、標高500mに満たないですが、アルペン的な山容の礼文岳(490m)があります。
登山道は一筋で内路(ないろ)からの往復になります。標高が低いのであっと言う間に山頂に立つことが出来ます。山頂からの眺望は意外と悪く、礼文島を一望することが出来ません。ただし、利尻島が海上に浮かんでいる姿が見て取れます。
日本第四位の長さの天塩川の源流域の山地です。天塩山地の最高峰の天塩岳は1558mと比較的低いのが特徴です。しかしその気候は過酷で10月下旬から11月上旬にはには1000m以上の山は、例年雪に覆われます。
石狩川の北岸からオホーツク海に注ぐ湧別川の南岸に挟まれた山域です。大雪山の展望台の異名を取るニセイカウシュッペ山、ムリムカと呼ばれることの多い武利岳と武華山などが代表的な山です。
石狩川の支流の雨竜川の西岸と日本海に挟まれた山域です。交通の便の悪かった地域で、オロロンラインの開通するまでは明治大正昭和の各時代に陸の孤島と呼ばれていましたが、その理由は増毛山地の山深さと険しさにありました。最高峰の暑寒別岳には登山道がありますが、それ以外の山で登山道のあるのは希です。
日本百名山の一座の大雪山は狭義の大雪山を指し、現在では表大雪と呼ばれることの多いエリアです。北海道の最高峰の旭岳と御鉢平を囲んでいる北鎮岳や白雲岳、高根ヶ原の溶岩台地を含みます。
石狩川の源流域と音更川の源流域に挟まれた山域です。縦走路があるのは石狩連峰だけですが、ニペソツ山、ウペペサンケ山がこの山域に含まれます。音更川の東岸の東西のクマネシリ山も含みます。
日本百名山の一座です。活火山の雌阿寒岳と、活動的でない火山の雄阿寒岳の二座が阿寒湖を挟んで対峙しています。
標高は雌阿寒岳の峰が高いです。観光客が多く訪れる事と急勾配や荒れた斜面が無いことから、雄阿寒岳よりも雌阿寒岳を登る人の方が多いようです。
確かに噴煙を上げ火口には赤茶色と緑がかった色の二つの火口湖を持つ雌阿寒岳の峰が魅力的です。
日本で最も活発な火山活動をしている一座の一つの十勝岳を主峰に、2000m前後の頂が南北に並んでいます。富良野岳から始まる縦走路は、オプタケシケ山を経て層雲峡まで続く長大な登山道です。この項目では富良野岳からオプタケシケ山までを含みます。
道央に有る山で標高は1898m、蝦夷富士とも呼ばれている山で成層火山です。古羊蹄山の噴火は6万年から4万年前に起こり4万年前には西部が大崩壊して山麓には岩屑なだれの堆積物が拡がっています。その後の噴火で美しい成層火山が生まれました。1万円前からは山麓で側火山の噴火が始まると山頂も噴火を繰り返します。4000年前に山頂から溶岩が流出し、2500年前に最後のストロンボリ式噴火が起きています。現在は活動的な活火山とされています。日本百名山の一座です。
国内で長大な山脈の中では、唯一、整備された登山道のないのが日高山脈です。縦走をするには夏期は無理と言われていて、這松や灌木が雪で隠される冬期にのみ可能と言われています。
ブナの原生林の北限の黒松内低地帯と呼ばれる平野部から南側の山域です。白神山地のブナ原生林を上回るのではと言う規模を持つ道南最高峰の狩場山(1520m)、江戸時代初期のキリシタン弾圧の秘話を秘めた大千軒岳などが代表的な山です。
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エリア » 北海道