山行記(235)

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  1. 那須連山の中で唯一歩き残しておいた唐沢山、三倉山から流石山にかけての稜線を歩いて来ました。那須連山の核心部分は主峰の茶臼岳から最高峰の三本槍ヶ岳までですが、この区間の稜線を歩いていていつも目に留まるのが大倉山から流石山の稜線です。下記になるとのっぺりとした大きな山塊にしか見えかねないのですが、3月下旬から5月上旬の残雪期に歩くと、斑に雪を付けた三倉山が立派に見えました。

  2. 昨年(2013/9)に2泊3日をかけて会津駒尾瀬縦走の初日に歩いたこのルートを、今年は日帰りで歩いてみました。昨年はテント場のある尾瀬見晴まで1日で歩かねばならなかったので割愛した中門岳によってみました。

  3. 早朝、甲子遊歩道の駐車場から歩き出しは太陽の日差しが暑かったのですが、甲子山の山頂にたどり着いたとたんに雨が降り出してきました。この雨は風混じりの雨で、とても冷たいものでした。

  4. 白根山には何度か登っていますがいずれも栃木県側からだったので、今回は初めて群馬県がわから登る事にしました。実際の登山者の多くは、群馬県がわから登って来ています。

  5. 毎回、少しずつ歩くルートに変化を持たせてきた那須岳登山も、中の大倉尾根登山道の様に、一つのルートが丸々歩いていない登山道もまだ残されていました。

  6. 峠の茶屋県営駐車場から岩稜を歩いて三本槍ヶ岳から大峠に抜け、三斗小屋温泉を経由して峰の茶屋峠を越えて県営駐車場に戻る、6時間あまりの短い山歩きでした。

  7. 沼原湿原の駐車場を起点に、旧会津中街道を三斗小屋宿跡までたどってから三斗小屋温泉を経て隠居倉を越えて那須岳の稜線に登りました。会津中街道は那珂川に沿って登って行き源流部分から峠沢をたどって大峠に至るものと思っていたのですが、現在の登山道とほぼ同じルートをたどっていたことが分かりました。現代では人しか通らない登山道ですが、この古街道が利用されていた時代には、旅人の往来は相当に頻繁なうえに、荷物を運ぶために牛や馬なども通っていました。三斗小屋宿の名の由来も通常一俵=四斗では牛ノ背に積んで運べないので三斗の米を一俵として運んだことに由来していると言われています。

  8. 県営駐車場起点の那須岳で歩くルートを幾度も歩いて来たので、変化をつけて沼原池を起点に那須岳を歩いて見ました。当初は三斗小屋宿跡を経由して三斗小屋、隠居倉、朝日岳と登る予定だったのですが、登山口の沼原湿原で入る登山道を間違えてしまい、姥ヶ平経由で三斗小屋に出てしまいました。このために大峠まで足を伸ばしてから朝日岳に登りました。

  9. 昨日歩いた那須岳1917mに比べると、日光白根山の標高は2577mで660m高い山です。100m標高が高くなると0.65度気温が下がるので、単純に計算しても那須岳よりも4.3度も気温が低い山となります。他にも、白根山の稜線には深い積雪があります。那須岳よりも降雪量は多いです。

  10. 梅雨の中休みを狙っての山歩きでしたが、三本槍ヶ岳や茶臼岳の山頂で強風混じりの小雨に降られました。