高尾山登山|クライミングトーク

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高尾山から陣馬山の縦走コース(標高0 m)

高尾山から陣馬山の縦走コース

高尾山から陣馬山までの縦走路を歩き通すことが、ハイカーのあこがれです。
小仏城山や景信山で、良くハイカーが「先日は高尾山から小仏城山まで歩いた。今回は小仏城山から景信山まで歩く。次回は景信山から陣馬山まで歩こう」と話をしているのを耳にします。分割して縦走路を歩いているそうです。

標高約200mの高尾山口駅から、標高599mの高尾山を経て842mの陣馬山まで歩くと、標高差は642mとなります。
実際には、高尾山の他にも小仏城山や景信山などのピークを越えては下るので、登りの累積標高だけでも1000m近くなります。これは、標高約1500mの中禅寺湖から標高2486mの男体山に登るのと同じ累積標高となるので、ハイキングと言うよりも軽登山に近くなります。

高尾山から陣馬山までの道はある程度の脚力を必要としますが、実は高尾山から景信山まで歩ける程度の脚力があれば、この縦走路が歩ける裏技があります。

裏技の一つは、最初に陣馬山に登ってから、標高の低い高尾山に向かって歩くと言うことです。
陣馬高原まで高尾駅からのバスで移動をしてから、陣馬山に登ります。登山道はやや距離は長いですが歩きやすい和田峠に通じる車道を歩きます。和田峠から山頂までは良く整備された階段道を歩きます。もっとも体力の消耗の少ないルートでしょう。
標高842mの陣馬山から599mの高尾山に歩くので、標高差243mを“下る”事になるので、体力的にはとても楽になります。

裏技のもう一つは、顕著なピークは巻道を利用して頂は踏まないと言うことです。
陣馬山から高尾山までの間には、顕著なピークとして、西から順に堂所山、景信山、小仏城山、高尾山の四つがあります。このうち、堂所山、小仏城山、高尾山には山頂を経ないで先に進める巻道があります。目的地の高尾山の頂きに登る登らないは着いたときの体力の加減で判断をするとして、途中の堂所山と小仏城山は巻道を通って体力を温存します。
ついでに言うと、陣馬山から堂所山の間にある内の特に大きな三つのピークには巻道が用意されています。更に小仏城山と高尾山の間にあるピークも巻道があります。こうした無名のピークも巻道を通って体力の消耗の防ぎます。

高尾山にたどり着いてしまえば、下るルートはいくつもあります。
歩くのが厳しいほど疲れてしまっていれば、ケーブルカーやリフトを利用して降りることも出来ます。

また、稜線の道の途中で体力的に歩くのが厳しくなってきたら、小仏バス停に降りられるエスケープルートがいくつもあるので、安心感があります。エスケープルートは、景信山、小仏城山、小仏峠から小仏バス停に下れます。


地図で見る高尾山から陣馬山の縦走コース


陣馬山-高尾山
陣馬山-高尾山

陣馬山から高尾山までのコースの紹介です。
堂所山や小仏城山、高尾山など途中にある全てのピークの頂を踏むコースと、ピークの山腹を巻く道を歩くコースの双方を紹介します。...もっと読む »

累積標高1820 m(登り 593 m 下り1227 m)
距離:13.95 km

高尾山-陣馬山
高尾山-陣馬山

高尾山の山頂から陣馬山の山頂までの縦走路紹介です。
このコースは小仏城山、堂所山など主要なピークには巻道が設けられているのですが、小ピークも含めて全てのピークの頂を踏んだものです。
巻道を利用すれば獲得標高が少なくなり歩く時間も短縮できますから、楽です。
歩きやすさから言うと、陣馬山(854m)から景信山(727m)、小仏城山(670m)、高尾山(599m)と歩く次第に標高が低くなって行くので陣馬山を起点にして高尾山を目指すコースがお薦めですが、山を歩く充実感は高尾山から陣馬山に向かった方が得られます。...もっと読む »

累積標高1847 m(登り 1236 m 下り611 m)
距離:13.95 km

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運営者紹介

Yuichi Mizunuma H.N.zen

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板ツーリングトークのWebMasterもしています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

2014年に東京都から栃木県に引っ越しました。現在は東京都八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。