那須岳登山

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三本槍ヶ岳(標高1917 m)

三本槍ヶ岳

那須連山の最高峰で標高約1917mあります。
峠の茶屋駐車場(標高約1462m)からなら約455mの標高差で登ることが出来ます。茶臼岳と剣ヶ峰の鞍部の峰の茶屋(1720m)から清水平までは岩稜を登っては下るルートが続き、登山初心者の肝を冷やしますが、岩場にはしっかりとしたクサリが据え付けられているので、危険と言うことはありません。
登山の初心者はもちろん、ハイキング感覚でも森林限界を越えたアルペンルートを手軽に楽しめる貴重な登山道です。
槍と名がついているのに尖っていない理由ですが、江戸時代の昔、白河藩、黒羽藩、会津藩の三藩の藩境が丁度この山頂としていたので、端午の節句にそれぞれの藩士たちが槍を携えて登り、山頂に三藩同時に槍を立てたからと言われています。

三本槍ヶ岳の造山の歴史
古い火山で約30万年前に噴火をしました。その後、三本槍ヶ岳の南東の斜面が岩屑なだれ(がんせつ)を起こしていて、その岩屑なだれの跡の上に朝日岳の噴出物が堆積しています。この岩屑なだれが山頂部分を含んでいたか時代が古すぎるので不明ですが、明治21年(1888年)の会津磐梯山の噴火の様に山頂部が崩れていれば、現在の1917mの標高よりも高く、ひょっとすると2000mを超えていたのではと言う想像も許されそうです。
岩屑なだれの跡は南東向きに馬蹄形の形をしていました。丁度、会津磐梯山の北に開いている噴火跡の馬蹄形カルデラと同じ様な形です。

三本槍ヶ岳の噴火は前期と後期に分けられます。
前期は玄武岩・安山岩の溶岩や火山岩が多く噴出し、後期は安山岩・デイサイトの溶岩が噴出しました。
玄武岩というのは大島三原山やハワイ島キラウエア火山、マウナロア火山で見られる様なサラサラした粘度の低い溶岩です。安山岩は日本の火山では最も一般的な粘度の高い溶岩です。デイサイトは安山岩よりも粘度が高い溶岩です。


地図で見る三本槍ヶ岳


三本槍ヶ岳-北湯
三本槍ヶ岳-北湯

北湯から中の大倉尾根を伝って清水平の北の出合に出て三本槍ヶ岳を目指すルートです。スキー場が有り紅葉シーズンにリフトを運行するためか道は良く整備されています。中の大倉尾根は丈の高い笹に覆われていて茶臼岳や朝日岳のピークは見えるものの中腹から下は笹に隠されてしまい、眺望良しと言うわけには生きませんでした。...もっと読む »

累積標高993 m(登り 885 m 下り108 m)
距離:6.43 km

三本槍ヶ岳-大峠
三本槍ヶ岳-大峠

最高峰の三本槍ヶ岳に登るのに最短のルートです。冬の強い風と3mを超える積雪のために稜線の上だけが森林限界を越えていて、樹木は樹高3mほどの矮樹しか見られません。眺望が良く甲子旭岳に連なる稜線や三倉山の稜線を津に二見ながら歩けます。勾配はそれほどきつくは無く、足場に悪いところもないので初心者でも安心して歩くことが出来ます。
高山植物の多いところで、5月上旬にショウジョウバカマが咲き始めるのを皮切りに、8月下旬から9月上旬にかけてウツボグサの紫色の花が終えるまで、常に花を楽しむことが出来ます。...もっと読む »

累積標高273 m(登り 273 m 下り0 m)
距離:0.00 km

三本槍ヶ岳-峠の茶屋駐車場
三本槍ヶ岳-峠の茶屋駐車場

峰の茶屋までは比較的楽なルートですが、そこから清水平までは岩稜が続きます。ほぼ全区間が溶岩で出来た岩場で、アップダウンも多く有り、足場も良いとは言えませんが、危険箇所には手すりやクサリが設けられているので、安全に登山を楽しむことの出来るルートです。...もっと読む »

累積標高2175 m(登り 1310 m 下り865 m)
距離:0.00 km

三本槍ヶ岳-甲子山
三本槍ヶ岳-甲子山

標高1549mの甲子山から1917mの三本槍ヶ岳まで標高差は368mですが、嶮岨な甲子旭岳は登山道が無いので巻きますが、途中に幾つものピークがあるので登り下りでそれなりに累積標高が得られます。縦走者は少ない様で、甲子山から坊主沼避難小屋までは比較的はっきりとした道があるものの、坊主沼から笠ヶ松の間は根曲がり竹をざっくりと刈り取っただけの荒々しい道で、廃道ライクな雰囲気です。...もっと読む »

累積標高1152 m(登り 754 m 下り398 m)
距離:5.27 km

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Yuichi Mizunuma H.N.うーたん

Yuichi Mizunuma (H.N.うーたん or zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板自然派空間のWebMasterもしています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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使用の登山靴はドイツ製のマインドル・アルパインを主に縦走登山に、日帰りから3泊程度の短い山旅にはモンベル・ツオミを使っています。冬期登山はモンベル・アルパインクルーザー3000です。

2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

2014年に東京都から栃木県に引っ越しました。現在は宇都宮市に居住中、今後は宇都宮市から離れることはありません。現在は事情があって外泊が出来ないので、休日に福島県や群馬県や茨城県に400kmから600kmくらいの日帰りツーリングをしたり、那須岳や日光連山や南会津山地に日帰り登山をしたり、銚子市やいわき市勿来や福島市辺りまで200km-250kmほどのサイクリングに行ったりとしています。

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