那須岳登山

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三斗小屋温泉-三斗小屋宿跡

三斗小屋温泉-三斗小屋宿跡

沼原湿原から三斗小屋温泉まで 7.5 km

累積標高864 m(登り 514 m 下り350 m)

沼原湿原から麦飯坂を通って三斗小屋宿跡に至り、宿跡から三斗小屋温泉に通うルートです。三斗小屋宿跡までは車道が通っていて特に通行制限も内容なので、殆どの登山者はここまで車で乗り入れるようです。会津中街道の難所と言われた麦飯坂はひっそりとしていましたが、ちゃんと整備されていて歩きやすい道でした。

麦飯坂の道の様子
沼原湿原から麦飯坂を下る区間は、かつての会津中街道と道が重複するそうですが、現在は完全な登山道となっています。旧道をたどろうとしてハイキングの装備で歩き始めるとキツいでしょう。麦飯坂はなかなかきつい傾斜の谷の斜面にジグザグを切って道が設けられています。登山なら驚くほどの道でも無いのですが、ここが会津中街道として人々が荷を背負って往来したかと思うと、ちょっと凄みを感じます。

麦飯坂を下りきると湯川の沢を渡りますが、簡素ですが橋がかけられています。ただ、増水時に流されても良い様な簡素な橋なので、初心者は恐怖を覚えるかもしれません。
最低地点はこの辺りで、わたしのGPSは標高1000m丁度を指しました。

沢を渡って少し歩くと未舗装の林道に出ます。頻繁に車が通るので事故に合わない様に注意したいところです。車の方は、どうも歩行者がいるという前程では走っていません。

三斗小屋宿跡
昭和32年まで人が住んでいたと言うことの方が驚くほどの山間部です。当時は深山ダムも無かったので、文字通りに麦飯坂か大峠を超えなければ人里には出られなかったでしょう。

集落が合ったと思われる辺りは平に地ならしされていましたが、すでに自然に木が茂り始めているので、どの程度の敷地の集落だったのかは、見ただけでは判断できませんでした。
最盛期(明治元年頃)には二十四戸を数えた三斗宿も、戊辰戦争で全戸消失した他、明治41年の大火で十四戸全戸が消失するなど、波乱の時代を過ごしました。

わたしなどは全国の山を歩いているので、廃村を時折見かけますが、印象深いのは北海道知床の岩尾別集落と、北海道新冠のニニウです。どちらも未だに廃屋が残されていて、ある意味では人の気配を感じさせてくれますが、三斗宿は石灯籠などが復刻されたりしただけで、人の生活を感じさせるものは全く残されていないようです。

ちなみに、三斗宿の名の由来ですが、大峠を越えるときに積む俵は、通常は四斗で一俵だったものが、あまりの難所なので三斗一俵としたことから、と伝えられています。似た様なことは木曽谷にもあって、中央アルプスを越える権兵衛峠(現在は新道が開通したので廃道)を越えるときの一俵は三斗半だったと伝えられています。

三斗宿温泉までの道
三斗宿跡を過ぎると那珂川源流の碑の建つ河原を通って対岸に渡ります。
川渡りから温泉まではなだらかだが休みの無い坂が続きます。ちょっとバテてきたかな、と思う頃に三斗小屋温泉にたどり着きます。

那珂川源流の碑から三斗小屋温泉までは道も良く、人の往来も多いようです。

写真で見る三斗小屋温泉-三斗小屋宿跡

  • 沼原湿原駐車場
  • 木道の分岐
  • 樹林の坂道
  • 沢越
  • 車道
  • 三斗小屋宿跡
  • 三斗小屋宿跡
  • 石碑
  • 駐車場
  • 植栽林
  • 整備されている道
  • ギンリョウソウ
  • なだらかな坂
  • 三斗小屋温泉

地図で見る三斗小屋温泉-三斗小屋宿跡


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Yuichi Mizunuma H.N.うーたん

Yuichi Mizunuma (H.N.うーたん or zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板自然派空間のWebMasterもしています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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使用の登山靴はドイツ製のマインドル・アルパインを主に縦走登山に、日帰りから3泊程度の短い山旅にはモンベル・ツオミを使っています。冬期登山はモンベル・アルパインクルーザー3000です。

2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

2014年に東京都から栃木県に引っ越しました。現在は宇都宮市に居住中、今後は宇都宮市から離れることはありません。現在は事情があって外泊が出来ないので、休日に福島県や群馬県や茨城県に400kmから600kmくらいの日帰りツーリングをしたり、那須岳や日光連山や南会津山地に日帰り登山をしたり、銚子市やいわき市勿来や福島市辺りまで200km-250kmほどのサイクリングに行ったりとしています。

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